今最もホットな話題。それは、チューブラーVSクリンチャー。どちらが速いのか?チューブラー神話・幻想に終焉がくるのか?
一般人が使う場合はともかく、プロレースでは、かつてはチューブラーのほうが性能は上だったのは確か。そう、かつては。しかし、技術の進歩はチューブラー神話を歴史の遺物にしようとしている。
そして昨日の世界選手権タイムトライアルで、優勝者のトニー・マルティン(トニマル)が使っていたのは、チューブラーではなくクリンチャー。その機材を提供したのはSpecialized。
情報源:No tubulars needed ? Martin wins worlds with clincher tires
Specializedは言う。ホイールとの相性など、条件がそろえばクリンチャーはチューブラーを凌駕する、つまり、クリンチャーのほうが速い、と。
Specialized「特にわが社のコットンタイヤはね(ニッコリ&ウインク)」。
トニマルが使った機材は、
・タイヤは、Specialized Turbo Cottonで、前が24mm、後が26mm
・ホイールは、前がSpecializedのRoval CLX 64、後がHEDのJet Disc Plus
そもそも以前(2012年ごろ?)からトニマルは、クリンチャーを継続的に使っていたらしいな。TTでも。
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今回、トニマルが後輪に26mmタイヤを選んだのは、もう周知のように、よりワイドなタイヤのほうが転がり抵抗が低いから。
一方前輪が24mmなのは、Specializedの上記ホイールが24mm専用だから。
そして、Specializedのそのホイールに合わせる場合、チューブラーは空力性能でクリンチャーに劣る。なんでかというと、クリンチャーのほうがタイヤの横側(サイドウォール)が「より直線的」になって、ホイールとの形状的な一体感が高いからや。単純に言うてしまえば、チューブラーは丸すぎるということや。タイヤが丸過ぎるとアカンということや。
もちろんプロレース界では今でもチューブラーが圧倒的多数派やろう。しかし、Specialize社は上述のように、クリンチャーのほうが、特に同社のコットンタイヤのほうがチューブラーより速いと結論づけてる。コットンケーシングのタイヤは、通常のナイロンケーシングのタイヤより変形度が少ないらしい。
曰く、「クリンチャー用ホイールのリムとクリンチャータイヤを組み合わせれば走行時の変形がより少ないんや。つまり抵抗が減る。特にわが社のクリンチャーコットンタイヤは、最速のタイヤや」。
Specializedが機材提供してるチームは、トニマルのEQS、ティンコフ、アスタナとあるけど、EQSはもちろんとしてティンコフも一部の選手はクリンチャーを使用してる。
アスタナだけが、ホイールとの関係でクリンチャーは使ってない。アスタナのホイールはCorimaがスポンサーやからな。Corimaはチューブラーだけなんや。せやから、もしアスタナのホイールもSpecializedやったら、たぶんクリンチャー使ってたやろな。
まぁ、なんや言うても、トニマルが化物やったというだけのことやけどな。
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