UCIはさらなるレース改革へ。チームは6人制への移行、レース無線の禁止などを今後導入か?

From UCI Twitter 今年のちょっと前にUCIの会長選挙が行われ、これまでのイギリス人会長のブライアン・クックソン(Brian Cookson)が敗れ、フランス人であるダビー・ラパルティアン(David Lappartient)が勝利。新しく会長に就任した。 そして、まずはロードレースにおける1チームの人数を減少させること、つまりプロトンのサイズの縮小を実現させた。これは、以前過去記事にした通り。 【関連過去記事】 ・UCIは来年から1チーム7人制へ選手の数を減らす方針か?グランツールは8人制へ? ・(1)BMCがチームの規模を縮小へ (2)ピーター・サガンに子供が生まれる。 しかし、新会長ダビー・ラパルティアンは、さらなる改革が必要と考えているもよう。 情報源:Team sizes should be reduced to just six riders, says new UCI president   目次1 UCI会長「1チーム6人にしたい。そして無線の使用禁止も実現させたい:1.1 ①プロトン縮小について1.2 ②レース無線の禁止について UCI会長「1チーム6人にしたい。そして無線の使用禁止も実現させたい: From Team Sky Twitter   ①プロトン縮小について 上述のように、来年からはグランツール(ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、ブエルタ・エスパーニャ)は今までの1チーム9人から8人制へ移行する。また、同時にグランツール以外は基本7人制へ移行。 しかし、UCI会長はまだ人数が多いと考えているもよう。会長は情報源記事でこう言う。   “At one time there were 10 riders in the teams, and we managed to go down to nine,”  訳「かつては1チーム10人だったこともあったけど、努力して9人まで減らしたわけ」    “But I’m in favour of going further. Six riders per team would be better.” 訳「せやけど、さらなるプロトン縮小を実現させたい。1チーム6人が理想やね」 そもそも上述の来年から実施される予定の人数減少は、昨今のロードレースにおける落車&事故の増加を抑制し、選手の安全を確保するため。 この安全という観点からすれば6人制というのは理にかなっとるわな。しかし一方で、選手側からすれば「うーん……」という観点もある。 それは、1チームの人数が少なくなるわけやから、職を失う選手が増えることが考えられる。また、プロとしての職にありつけても、トップレベルのプロチームであるワールドツアープロチームではなく、それより下のカテゴリーのチーム、例えばプロコンチネンタルチームとかでしか走れなくなる選手が増えることも想定される。 選手にとっては諸刃の剣。ワールドツアーのチームに残留したければより必死になる必要があるわけやね。スポンサー探しで貢献する、F1みたいに自分でスポンサーを連れてくるとか、金銭面でのチームへの影響力行使というのもあり得る。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});   ②レース無線の禁止について またレース無線の使用については、情報源記事にこう書いてある。   The Frenchman says that he will ban race radios for the 2018 World Championships in Innsbruck, and will try to extend the … Continue reading UCIはさらなるレース改革へ。チームは6人制への移行、レース無線の禁止などを今後導入か?