今年絶対的エースだったファビオ・アルにUAEへと逃げられ、怒りに震えたヴィノクロフ大佐。
そんな大佐が率いるプロチームのアスタナは、来期誰がエースになるのか?
情報源:Lopez extends with Astana, to lead team in Giro d’Italia
まず、23歳の期待のホープ、Miguel Angel Lopezがアスタナと契約を更新した。
Lopezは、これまで2回しかグランツールで走ったことない。去年と今年のブエルタ。去年は途中で落車リタイア。でも今年のブエルタでは2勝して、総合8位入賞。まさにアルの次を担う総合エースの期待がかかる若手。なお、コロンビア人やから、キンタナ村長の系譜となる。
そして、Lopezについてヴィノクロフはこう言う。
“He already did the Vuelta a España, and, speaking of the Giro and the Tour, he has to try at least to make his debut in these races.”
訳「Lopezはすでにブエルタ走ったからのぉ。ジロとツールについては、それらのレースでデビューできるようとにかく頑張らなあかんな」
というわけで、シーズン前半をしっかりと走って好調ぶりを見せれば、ジロかツールを走る可能性が高い。
一方で、もう1人の総合エース、フグルサング(32歳)はというと、チームはTwitter上で、ツールのエースになることを発表ずみ。よって、何もなくシーズン前半を乗り切れば、フグルサングがツールのエースとなるわけ。ということは、Lopezはツールではエースではないことになるので、Lopezはジロでエースかな?となるね。
というわけで、きっちり役割分担が決められそうやね。そうすると、モビスターでのキンタナとランダ、チームSkyでのGとフルーム(かつてのフルームとランダ、フルームとウイギンス)のような内部での面倒がなくなる。
フグルサングは来年の過去最高傑作とも言えるツールのルート設定について、こう言うてる。
“In general, I think the parcours can fit me quite well.”
訳「まぁ大まかな感想やけど、来年のルート設定はかなりワシ向きやで」
また、石畳のコースも自分向きであるとも言うてる。なかなかノリノリなようやね。
おまけ:チーム公式写真の撮影風景。
Official photo shooting is always a place for some fun 😁#AstanaProTeam @LaurensDeVreese @PelloBilbao1990 and Tanel Kangert pic.twitter.com/TzDtycbpa3
— Astana Pro Team (@AstanaTeam) 2017年12月17日
(関連する過去記事とか、1つ前・後の記事は下のほうにあるで)