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レース感想・レビュー・インプレ

カチューシャへ移籍したキッテルは大丈夫なのか?ドバイツアーで2日間いいとこなし。その原因は?

 

中東の3連戦ロードレースの1戦目、ドバイツアー。世界トップ10に入るスプリンターのうち7人が勢ぞろい。1日目は黄ロットのフルーネウェーヘン、2日目はチームSkyからQSへ移籍したばかりのヴィヴィアーニ。

 

そのトップスプリンターたちの中でワシが注目してたのは2人。去年のツールでの怪我から復帰したばかりのカヴェンディッシュ、そしてQSからカチューシャへ移籍したマルセル・キッテルや。

 





 

大きな混沌が支配するドバイツアーのスプリント勝負。キッテルが勝負に絡めない原因は?

 

From Katusha-Alpecin Twitter

 

カヴェンディッシュについては、本人も肉体の傷は完治したと言うてるし、そして昨日のドバイツアー2日目のスプリント勝負を見てるとええ感じに復調してきとると思う。1位のヴィヴィアーニと僅差の4位。チームとの連携も、もう長い間同じチームにおるから重要な場面での意思疎通も問題ないように思える。

 

マーク・カヴェンディッシュがオートバイの世界へ転向を示唆。そして今年のレース予定。

 

一方で気になるのがマルセル・キッテル。2日間ともいいとこなし。後方に沈んでしまっとる。全くゴール前スプリントに絡めずじまい。

 

その原因ははっきりしとる。キッテル本人の不調やトレーニング不足というわけやないと思う。問題はチームのトレインやね。

 

昨日2日目のレースでは、チームは積極的に早い段階から集団を牽引してたけど、それがチームメイトの疲労につながり、最後の重要局面でのトレインパワー不足になってた。まぁこれは他チームが集団牽引に協力してくれなかったというのが理由のようやけど。

 

たしかに近年のロードレースでは、先日もコフィディスのブアニに関連した記事で書いたように、ゴール前1㎞からは各チームのトレインが崩壊しとることが多い。圧倒的な支配力を持つチームトレインが存在しなくなってる。その結果、ゴール前数百メートルは結局スプリンター個人の力量に依存した勝負、というのが多くなった。

 

コフィディスがブアニのためのトレインを縮小することを決定。一体何が?

 

でも、ゴール前の重要局面まではスプリンターの脚を温存させ、無事にそこまで連れて行かなければならないというチームトレインの役割は不変。また、以前よりもさらにゴール前数キロからが混沌としてるのならばやはりエースを守るという意味でもトレインの重要性は増してるかもしれへん。

 

ところがキッテルはカチューシャに加入したばかりで、十分にチームトレインが機能してるとは言えへん。

 

知っての通り、キッテルは去年までは平地でのトレイン能力ではプロチーム中最強と思えるクイックステップにいた。しかし、そのクイックステップからカチューシャへ。チームトレインとの協調・シンクロはなかなか短期間ではうまく調整できてへんようやね。単純にクイックステップと比べると、トレインパワーが不足してるんかもしれへんけど。

 

From Quick-Step Cycling Twitter エリア・ヴィヴィアーニ

 

一方、2日目に優勝したヴィヴィアーニはSkyからQSへ来たばかりなのにクイックステップトレインの恩恵を十分に享受できてるように見える。特に2日目はうまいこといってたようや。インタビュー見てても本人もかなりクイックステップトレインにご満悦のもよう。

 




 

ヴィヴィアーニは実際こう言うとる。

 

I have a really strong team. Nine times out of ten they bring me in a good position with the open road ahead of me. In the last eight years, I’ve come from the back or followed others. That’s a big difference(引用元:Chaos reigns in Dubai Tour as sprint trains remain a work in progress)

 

訳「ワシは今マジで強いチームにおる。QSならば9割の確率でワシは良いポジションで先頭に誰もおらへんハイウェーを爆走できるんや!これまでの8年間は後方から追い上げたり、他人の背中を見るばっかりやった。そんな過去とはもうおさらばや!」

 

ま、ヴィヴィアーニからすればまさに常勝チームに入ったわけで、勝って当たり前。チームのお膳立てがある以上、勝てなければ全ての責任はヴィヴィアーニが被ることになる。言い訳はできひん。

 

キッテルとチームメイトたちは、第2ステージ終了後、地面に車座になってその日の反省会をしていたもよう。

 

キッテルはこう言う。

 

“In the finale we just made some mistakes, we’re too nervous maybe, and didn’t have the coolness. That can happen. I said beforehand that this is a race to test things but also to fail sometimes. Yesterday we were close and today we were perhaps far away. But that’s the process we are going through now. Our motivation is still high,”(引用元:Chaos reigns in Dubai Tour as sprint trains remain a work in progress)

 

訳「最後の場面ではミスがなんぼかあったわ。ちょっとナーバスになりすぎてたわ。冷静じゃなかったわ。せやから今回の敗北があるんや。ワシがレース前にあらかじめ言うてたことがあるんやけど、それは、このドバイツアーはレースでいろいろテストする場やけど、失敗することもあるやろということや。昨日の第1ステージではワシらは成功に近かったけど、今日はそれとは程遠い失敗や。でもそういう過程こそが今は重要なんや。ワシらのモチベーションは今まで同様に高いままやで!」

 

というわけで、まだ新チームとの「馴染み」が出来てないみたいやね。

 

さて今日の第3ステージもスプリントステージ。キッテル&カチューシャはこの2日間の失敗を糧に勝てるか?

 

スプリント勝負ってのは結局、数ミリの争いになることもあるから本当に微妙な差が優勝とそれ以外の決定的な差となる。その微妙な差を生むのが、トレインであるならば、トレインとの微妙なズレを抱えた状態が長引くと、ツールの未勝利というのもあり得る。あくまで可能性としてはの話やけど。

 

でもま、そういうズレってのは得てして1回でも勝てば修正できて、あとはええ感じになるもんやったりするけどね。別にロードレース業界だけに限らず。勝利こそが不調脱出の鍵ってのはよくあるしね。

 
(関連する過去記事とか、1つ前・後の記事は下のほうにあるで)

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2 comments
  1. ウィラー系女子

    応援していたカヴェンディッシュが勝利してくれたので嬉しかった。インタビューで昨年の勝利数に並んだぜって言ってたのが笑ってしまった。グライペルもダウンアンダーで勝利しているのでベテランもまだまだ健在をアピールできて嬉しかった。キッテルに関しては、第1ステージのゴールで珍しくイライラしているシーンがあったのが違和感を感じますね。

    1. piginwired
      piginwired

      第3ステージは、カヴの日だったブヒね。さすがのゴール前の嗅覚というか。誰の背中を捉えていればベストなのかしっかりとわかってたブヒね。

      キッテルもようやくゴールライン前まであがってくることができた日で、いよいよシーズンはこれからって感じブヒ。

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