第101回大会となる今年のジロ・デ・イタリア2018。基本的にジロはツール・ド・フランスよりも山がずっと過酷。
今年のジロ全21ステージの中で、最も厳しい山はどこか?データ上、最難関の山を2つご紹介。
(1)ジロ・デ・イタリア名物「地獄への門」こと、ゾンコラン
まず1つめは、今年の第14ステージで登場する伝統の地獄、ゾンコラン。こんな感じ。

こんな滑り台あったらヤバイで。いわずと知れた、ブエルタ名物の魔の山アングリルと双璧をなすロードレース界における伝説的な山の1つ。
直近では2014年に登場。今回でジロ史上6回目の登場。
2014年の様子。
だいたいのデータは、
- 標高1703m
- 登坂距離10.1km
- 平均斜度11.9%
- 最大斜度22%
- カテゴリー1級
斜度12%弱が10㎞以上続くとかこれもう殺しに来てるやろ。アホやろ(白目)。
なお第14ステージ全体のコースプロフィールはこんな感じ。

この第14ステージをどう乗り越えるかで、もうジロの総合優勝が誰になるのかがほとんど決まる?
(2)今大会のチーマコッピ!Colle delle Finestre(フィネストレ峠)
今大会における最高標高地点(チーマコッピ)は、Colle delle Finestre。第19ステージで登場。ドーン!

データはこんな感じ。
- 標高2178m
- 登坂距離18.5km
- 平均斜度9.2%
- 最大斜度14%
- チーマコッピ(Cima Coppi)
第19ステージ全体のコースプロフィールはこんな感じ。
斜度的にはゾンコランのほうがきついけど、距離が長い。2倍弱ある。アタックをかけても、タレる可能性が大。攻撃仕掛けるタイミングまたはライバルを追うタイミングを、自分の調子と残りの距離を考慮しながら決定しないと骨折り損のくたびれ儲けみたいになる。さらに、翌日第20ステージも最終決戦の舞台となる山岳ステージ。翌日に向けての体力の温存も大切。理想はゴール前チョイ差し勝利?
この第19ステージで勝負をかけるか、翌第20ステージで全てを賭けるかを選ばないといけない。
このフィネストレ峠が登場するのは、今回でジロ史上4回目。直近は2015年かな。
なお第19ステージ全体のコースプロフィールはこんな感じ。

実はチーマコッピは中盤に設定されとる。せやから、後半にむけて挽回するチャンスは残ってるといえば残ってるけど、そんなうまくはいかへんやろね。
なお、この第19ステージの翌日第20ステージが最終決戦の舞台となる最後の山岳ステージ。その第20ステージはこんな感じ。あとは下りの走り方次第。

というわけで、2018年度のジロ・デ・イタリアの最難関山岳を2つご紹介。おまいらどっちを登りたい?ワシはサポートカーから応援したるで。おまいらに水をぶっかけながら。
(今日のおまけ:久しぶりにボン・ジョヴィがニューヨークのタイムズスクウェアでやったLIVE映像みてたけど、何回見てもええね。世界で一番サマになる映像やわ。もうね場所がずるい)
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