Quick-StepはVuelta a San Juanに参戦中。そして先日、同レースに参戦中のQuick Stepの選手、Iljo Keisseによるセクハラ事件について記事を書いた。覚えとるかな?これ↓
この問題で、Keisseは警察に罰金3000ペソ(約8700円:現地はアルゼンチンペソが通貨)、つまり€70を支払って、事件は終了。なお、Iljo Keisseはレースから追放された。
ところが、その後すぐの同レース第4ステージで、再びQuick Stepがひと悶着を起こした。なんと、本来その日の表彰台に立つべき同チームの3選手全員が、表彰台を欠席!いったい何が?
情報源:Deceuninck-QuickStep riders skip podium presentation at Vuelta a San Juan
なぜアラフィリップたちは表彰台に立たなかったのか?セクハラ事件の腹いせか?
The joy of @alafpolak and @EvenepoelRemco after yesterday's #VueltaSJ2019 individual time trial stage: https://t.co/ai0pIQ7eMp
— Deceuninck-QuickStep (@deceuninck_qst) 2019年1月30日
Photo: @GettySport pic.twitter.com/C40lR2uf3K
その日の第4ステージで優勝したのはUAEのガビリア、2位はサガン、そして3位にQuick-StepのAlvaro Hodeg。
さらにQuick-Stepは、エースであるJulian Alaphilippeが総合リーダージャージの座にいて、そして新人賞のトップを走るRemco Evenepoelも、その日の表彰台に立つはずやった。
しかし、同チームのこれら3選手全員が表彰台にたつべき義務を果たさなかったか。サボタージュ!(サウダージはポルノグラフィティの曲。さよなら恋心よ~♪)
そしてUCI規定により3選手、そして監督も罰金を喰らうことになった。罰金額は500スイスフラン。£383。約55000円)。また、Julian AlaphilippeとAlvaro Hodegには、UCIポイントを3ポイント減らす処置がとられた。
一方、この騒動の前に起こったIljo Keisseによるセクハラ事件によって、Keisseがレースから追放処分となった。同時に、チームのボスPatrick Lefevereは、
「あぁん?チームをレースから撤退させんぞ」
「その女は金が欲しかったんとちゃうか?」
と実にアウトなことを発言してた。(参考: Lefevere threatens to remove entire Deceuninck-QuickStep team from Vuelta a San Juan)
こんな事情を考えると、この3選手の表彰台サボタージュはKeisseの取り扱いに対する不満を表明するためのものだったのではないか?特に、Lefevereじーさんの意向が働いたのではないか?とも考えられる。
このサボタージュの理由として、チーム公式見解は「選手らが疲労困憊だったので、チームバスで休ませる必要があったから」と言うてる。
(゚∀゚)誰がそんなん信じるかよ
ま、選手もいろいろ大変やで。