今回は動画ネタ。すなわち、トッププロは毎日のトレーニングでどうのような工夫をしているのか?どうやってレースに耐えられる肉体を作っているのか?その秘密に迫る動画をご紹介。動画はもちろんみんな大好きGCN。
Rohan Dennis、Matej Mohoric、Tao Geoghegan Hartのトレーニング方法の秘密
さっそくその動画をどぞ。
この動画で登場するトッププロ選手は次の6人。
- Rohan Dennis
- Matej Mohoric
- Magnus Bäckstedt(元プロ。通称巨人)
- Lizzie Deignan
- Adam Blythe
- Tao Geoghegan Hart
- James Lowsley-Williams
- Chris Opie(元プロで今はGCNのプレゼンター)
この中で、特にDennis、Mohoric、そしてTaoの3人について簡単にまとめておく。
Rohan Dennis
Rohan Dennis hopes to attempt the UCI hour record following the Tokyo Olympics: https://t.co/iq7g9CgzHK
— VeloNews (@velonews) July 17, 2019
第1に今年のツールを第12ステージで突如リタイアしたRohan Dennisについて。個人TTで現世界チャンピオンとなったDennisは、トレーニングライドに出かけるときはクリンチャータイヤを使用し、そのインナーチューブに水を入れていたもよう。
その理由は、抵抗と重量を増やすことにより、肉体への負担を増加させてよりハードなトレーニングを実現するため。
もちろんパンクしたら、水がブシューっと飛び散る。
Matej Mohoric
“I was physically not even close to being ready. I was really suffering, especially in my first year. I didn’t have the legs to go the distance.” @matmohoric tells @sophiehurcom about his difficult first years as a pro, and how he’s now finding his place in the peloton pic.twitter.com/AMnZvL6oq5
— Procycling (@Procycling_mag) March 12, 2019
第2にMatej Mohoric 。Mohoricは、一見すると上述のRohan Dennisとは真逆のトレーニング方法。すなわち、出来る限り速く、出来る限り軽い機材やパーツを使ってトレーニングを行う。Dennisがより重くするなら、Mohoricはより軽くする。
一見真逆のトレーニング方法やけど、Mohoricはそうやって速いバイクに乗ることでトレーニングのモチベーションを上げることを目指している。精神が肉体に及ぼす影響ってはかなり大きいのは周知の事実。トレーニングでもしっかりと追い込むため、まずは心理面を「イケイケ」の状態するわけやね。そうすると充実したトレーニングができると。
トレーニングをしっかりと行うという点では、DennisもMohoricも当然同じ。ただ方法が違うだけ。
Tao Geoghegan Hart
#Giro102 @TeamINEOS 👍 pic.twitter.com/tFHJYrcaUl
— Tao Geoghegan Hart (@taogeoghegan) May 7, 2019
そして最後にチームIneosのTao Geoghegan Hart。なんと彼は90分しかトレーニングしない方針を持っている。それが成功の鍵だと。
当然プロなので日々のトレーニングではハートレートモニターを使ってるわけやけど、なんとTaoは心拍数を基本的には85~90(1分間)以上にはあげないで40分走行し、その後はたった100m登るだけ坂でインターバルトレーニング。それが終ったらカフェでコーヒーに舌鼓。
ただ、さすがにこれがいつもというわけじゃなくて、シーズン前とかガチでトレーニングせなアカンときはもちろんガチでやる。でもシーズン中の普段はこんな感じらしい。
その理由は、疲れをためずにしっかりと休息をとることがめちゃくちゃ大事だから。そう考えて、彼はそういうトレーニング方法にしてるわけ。