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専門家の考えは?「チューブレスはプロトンでチューブラーと代わり、主役となるか?」

チューブレスタイヤ



情報源:Will tubeless take over in the pro peloton? Here’s what the experts say

プロのロードレースで、チューブレスタイヤがチューブラーに取って代わるのか?

今回は、その点につきContinental, Hunt, Mavic, Schwalbe, Specialized, SRAM and Stan’s NoTubesといった専門家たちがどのように考えているのか、それを紹介する記事。



性能はチューブラーよりチューブレスが上。だが懸念される2つのポイントとは?



もはや今の時代、タイヤの性能それだけならば、 それぞれの最高級品を比べた場合チューブラーが最も低いといっても過言ではない。チューブレス=クリンチャー>チューブラーとなる。


しかし、チューブラーより確実に性能の高いチューブレスタイヤにはいくつかの弱点がある。そのうちプロが特に懸念するのが次の2点。

  • ひどいパンクの場合、タイヤがリムから剥がれる危険性
  • 世界的な標準規格の不存在



後者の点については、以前も記事にしたようにISO5775の改訂とそれに準拠しようとする業界の動きによって解消されることが決まっている。なのでその懸念の消滅は時間の問題だろうと思う。↓の過去記事を読んでおいてね。



レース中の安全という観点からはやはり前者の点、ひどいパンクの場合にリムかタイヤが剥離するのではという点が重要となる。これについては、ホイールとタイヤとの相性が悪い(各メーカーごとにバラバラの独自規格)であることが根本的な原因。

プロチームは、ホイールとタイヤのブランドが違うことが普通。しかもレースによって投入する製品が異なる。なのでそれら2つの相性が重要な問題となる。

しかし、この点についても、上記ISO5775改訂や標準規格の策定に業界が動き、ホイールとタイヤの規格がきちんと定まり、それに準拠した製品が作られるならば解消可能となる。

以上のように考えると、チューブラーに代わりチューブレスがプロトンでの主役になるのも当然とも考えられる。

では、タイヤメーカーなど専門家はどう考えているのか?



Continental、Mavic、Specialized,など専門家の見解は?


①Hunt社



まずタイヤメーカーのHunt社について。Hunt社は現在UCIコンチネンタルチームのCanyon dhb p/b Bloor Homesにタイヤを供給する。そして同チームは、なんとチーム自身の判断で(任意に)、それまでチューブラー8割:チューブレス2割だった使用率を、チューブレス100%に変更したもよう。

しかし、Hunt社はプロ選手たちによるチューブレスへの懸念は認める。それはやはり、上述のひどいパンクのときのタイヤとリムとの剥離の可能性。

情報源記事ではHunt社は明言しているわけではないが、サポートするチームが任意で変更したという点、そしてプロ選手の懸念を認めているという2点を考慮すれば、おそらくHunt社としてはまずは選手やチームの考えを尊重し、メーカー側主導でチューブレスを使わせるということは方針としてなさそう。

②Schwalbe社



Schwalbe社とチューブレスについては、つい先日その新製品を紹介したときに、同社はもうチューブラーの製造から撤退すると宣言していると書いた。


ただ、同社もやはりHunt社のようにプロの中でチューブレスに対する同じ懸念があるのを認めている。しかし、Schwalbe社は、「そんなんは標準規格の策定によって解消されるよ」というスタンス。だからこそ、チューブラーからの完全撤退という経営方針でもあるわけで。

よって、Schwalbe社は、少なくとも同社がサポートするチームに対してはチューブレスを使わせる派。そもそもSchwalbeのチューブラーなんて誰が買(ry

③ Specialized、Mavic



SpecializedとMavicのタイヤ開発陣はズブズブの仲であり、イチャイチャラブラブな関係である。

そして両社ともに、明らかにチューブレスに注力している。チューブレス推し。

もはやチューブラーには新たな経営資源つぎ込む気はなし。Specialized側はこう言う。「わが社の目標はチューブレスの販売ではない。選手がどれだけ速くなるのか、それだけがわが社の目標なのだ」。

カッケー。こんなん惚れてまうわ。

あくまでチューブレスは手段。現時点ではチューブレスが最速なだけであって、今後新たなる技術革新がおこれば、クリンチャーなりチューブラーになるかもしれない。あるいは第4の新タイプのタイヤを主力製品にする。

とにかく、速さこそが唯一絶対の正義であり、Specializedの存在意義であると。

特にSpecializedはDeceuninck-QuickStepでがんがんチューブレスタイヤを使わせている&選手からも大好評なので、来年からもどんどんチューブレスを使わせるはず。

④Continental


一方、最も人気のある歴史的逸品GP4000シリーズの新作にして、衝撃の新製品GP5000シリーズでチューブレスタイヤを投入してきたContinental。ついに同社もチューブレスを本格的な主力商品として位置づけたか、とも思える。

しかし、同社のスタンスは「プロ選手の選択肢の1つとして提供」というもの。

よって、選手やチームの要望に応じて、クリンチャー、チューブラー、チューブレスを柔軟に選べるようにしているというわけやね。つまり、メーカー側から積極的にチューブレスを使わせようとする方針ではないと。現状では。



まとめ



以上、各社の専門家の見解を書いてきわけやけど、おおざっぱにまとめると、

  • Schwalbe、Specialized、Mavicは積極的にチューブレスをプロトンで展開させる派であり、 「プロトンでもチューブレスタイヤは主役となる。すぐではないけど、そのうち」 という考え。
  • その他のメーカーは、選手やチームの好きにすれば?という派であり、ただし、「すぐに主役とはならへんやろうけど、使われることは増える」という考え





となるかな。もちろん今回の記事では他の大手Vittoria社の見解とかはないけどね。

いよいよ今年のシーズンも終わりが近づいてきた。残るは世界選そしてロンバルディア。有終の美を飾るタイヤは何か?

(関連する過去記事とか、1つ前・後の記事は下のほうにあるで)
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