来年からTrek-Segafredoで走る、イタリアの英雄Vincenzo Nibali。これまで実績は圧倒的に素晴らしい。しかしそろそろ引退が見える歳。34歳。本人もうっすらと考えているはず。そんなNibaliだが来年のツールには出ないかもという報道。
ニバリの来年度の最大目標
なぜツールに出ないかもしれないのか?それはNibaliが来年最も望む栄光が、東京五輪の金メダルだから。そしてコースもそんなNibaliにぴったりのタフなコースとなっている。
ただ、問題はNibaliがおそらく経験したことがほとんどないであろう、日本の夏の温度と湿度。
来年のツールは、既報の通り例年より1週間早く開催される。東京五輪があるから。しかし、だからといってツールに参戦すれば、集団落車の危険性は当然にあるし、疲労も溜まる。それならば最初から出ないほうが良いのは確か。
また、日本に早めに来て、その気候に体を慣らすのも大切。時差ぼけもあるしね。本気で金メダルを狙うならば、できることは全てやる準備が必要。
そしてツールの代わりといってはあれやけど、母国のGiro d’Italiaに照準を合わせているもよう。たとえ落車しても五輪までに回復期間はとれる。もし、来年のGiroを制することができれば、3度目の総合優勝となる。
また、五輪後は世界選手権にもターゲットをあてる。もし来年にNibaliに女神が微笑むならば、同一年度に、Giro総合優勝、五輪金メダル、そして世界王者という3つの栄光を実現させることができる。可能性は限りなく低いやろうけどね。そんなNibaliのライバルはやはり、Alejandro Valverde、Julian Alaphilippe、Jakob Fuglsang、Romain Bardet、Thibaut Pinot、Yates兄弟、Miguel Ángel López、Richard Carapazといったところか。
あれ?ログリッチの名前が…
Σ(゚Д゚)