来年のシクロクロスが大変なことに。超過密スケジュールにSven Nys「シクロを殺す気か」

情報源:Sven Nys: UCI cyclo-cross calendar reforms “the death of our sport in the long term”

2020年~2021年にかけてシクロクロスの日程がとんでもないスケジュールになるもよう。




UCIによる専横か?シクロクロス改革と超過密スケジュール



UCIはロードレース業界の改革を進めているが、同時にシクロクロス業界の改悪も進めている。その主眼はシクロクロスのさらなる国際化、すなわち興行規模の拡大。



レース数が約2倍



2020年~2021年のシクロクロスについては、まずWorld Cupシリーズが、今までの9戦から16戦へと大幅に増加する。レース数がほぼ倍になる。

開催国の増加



開催国については全16戦のうち8戦がベルギー、そして残り8戦のうち6つがベルギー以外の国で、しかも全て違う6カ国。そして残り2つが同じ国で開催される予定。ただしそれらの国がどこかはまだ未定

つまり最低でも8カ国を巡業することになる。



超過密スケジュール



そんな風に激増したWorld Cupシリーズをこれまでの日程につめこもうとしたために、超過密スケジュールとなる。

まず同シリーズの16戦は2020年10月の第2日曜日にスタートするが、毎週日曜日に1戦ずつ、毎回全て同時刻にスタート。16回の日曜日(約4か月)が費やされる。

ちなみに来年の11月の第2日曜日は11/8となるけど、実はその翌日11/9からUEC ヨーロッパ選手権のシクロクロス(マスターズが11/9、エリートが11/10)となっている。つまり、エリート選手はたった1日しか休息がとれない。もちろんこれは移動するための時間に大半が使われるはず。実に慌ただしい。

さらに2021年1月11日にはシクロクロスのベルギー国内選手権、そしてその1月にシクロクロス世界選手権が開催される。そんな1月にもWorld Cupシリーズが2戦ねじこまれるわけで、しかも、その2戦はどこの国で開催されるか未定。ひょっとしたらアメリカかもしれない。もしそうなら、アメリカから急いで帰国というスケジュールになってしまうかもしれない。ほんまに忙しいシーズンとなる。

チーム予算とスポンサー



この改革はUCIと、Ronde van Vlaanderenなど主催するFlanders Classicsの両者によって主導されたもの。

この改革よって影響を受けるのは選手だけでない。レース数や移動距離が増えれば当然に経費も増える。経費が増えれば追加予算も必要。

しかし、UCI&Flanders Classicsが勝手に話を進めたせいで、各チームは「え、聞いてないよー」という状態。しかも来年度に向けたスポンサーの獲得やその予算交渉はすでに終わろうとしてる。チーム首脳陣は「あの・・・申し訳ないんですが予算の増額を・・・」と懇願しにいかなければならなくなる。成功すればええけど、スポンサーがNO!と言えばいったいどうなるのか。

スポンサーも「この金額やからスポンサーしたんや!これ以上出せるか!」となれば、今後シクロクロスのチームにスポンサーが見つかりにくくなる可能性もある。

そんなこんなで、シクロクロスで7度のWorld Cup優勝を飾ったレジェンドのSven Nysは激おこ。「UCIたちはシクロクロスを殺す気なのか」と語気を強める。

2 thoughts on “来年のシクロクロスが大変なことに。超過密スケジュールにSven Nys「シクロを殺す気か」

  1. UCIをほめている選手やメーカーをリアルでもネットでも過去の文献でも見たことがないですけど、なんで存続できてるんですかねこの組織…。

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