情報源:Carbon frame importers get a reprieve from tariffs thanks to Parlee request
去年に始まった米国トランプ大統領vs中国のプーさん(ん?玄関に誰か?)の貿易戦争。
それにより去年から自転車のカーボンフレームも、中国製造のものはアメリカで余計な追加関税がかかるようになってしまった。
その追加関税も去年の最初の段階では10%だったものが、25%へ上がった。さらに今秋には30%まで引き上げられる予定だった。
しかし、米国のParlee Cyclesという自転車屋さんよる免除請求(除外請求)が米国当局のUSTR(アメリカ合衆国通商代表部 )に認められ、晴れて中国製造カーボンフレームは、追加関税措置から除外されることになった。
その米中貿易戦争による米国自転車業界への悪影響は数字でも現れていて、去年は一年で50万本ものフレーム(素材問わず)が輸入されていたのに、今年は8月まででたった20万本ほど。去年一年の半分以下。
単純に計算すれば、去年の8月までには「50万x 8/12」で、33万本が輸入されていたと仮定できる。でも今年は8月までに20万本。約4割減という大幅な減少。
なお、米中戦争による追加関税とは関係なく、もともと3.9%の関税はかかっていたので、それはそのまま存在し続ける。
また、全てのカーボンフレームが除外されると決定されたわけでもなく、たとえばTrekも除外申請を出しているものの、まだ認められていないもよう。
なお除外が認められたParlee Cyclesは、除外すべき理由として、「トランプ関税の目的は中国企業が米国の技術をパクるのを防ぐ目的やろ?でも、自転車のフレームの技術なんて、とっくに中国企業が持ってる枯れた技術やし、パクるもくそもあらへんやん」と主張。これが当局によって認められたというわけやね。