情報源:George Bennett: I’ve essentially had three ribs removed
Jumbo-Vismaの有力クライマーGeorge Bennett(以下ジョージ)。ニュージーランドの29歳。同選手は長年、肋骨が「滑る」症状に悩まされていた。
ジョージを悩ませていた症状はslipping rib syndromeというらしい。スリッピング・リブ・シンドローム。日本の学術用語ではどういう表記になるのか、調べてもよくわからなかった。整形外科?かなんかのお医者さんがいたら、コメント欄でいいので教えてもらえるとブタから熱いベーゼを。ぶちゅー。
その症状のせいで、ジョージはずっと100%の力を発揮できなかった。本人が言うには、全開走行しようとすると、胸に突き刺すような痛みが走っていたとのこと。しかし、ついに3週間前に外科手術を受け、痛みを与えてきた肋骨を3本除去することに成功。
Just to get out in front of this, it was loose cartilage taken out…
— George Bennett? (@georgenbennett) November 4, 2019
To prevent everyone asking the same two questions here are the answers
A) roughly a hundred grams
B) no I can’t… https://t.co/QfE72ogwzV
手術後はまだバイクに乗って本格的にトレーニングするには至っておらず、静養中。しかし、本人は「あと1~2週間でバイクに乗れると思ってるで」と、楽観的に述べる。だが、手術への決断はプロ選手であるがゆえに難しい葛藤があったもよう。
“We sat down, talked with the family and my girlfriend, and decided that I’m not halfway through my career and that my best years are still ahead of me. I want to be able to make the most of it. If this works it will open up a lot more doors for me. I back off in training not just racing because of this, so we’ll see how this goes.”
訳「家族や恋人とも話しをしたんよ。そんで手術を受けることしたわけ。プロ選手としてのキャリアのまだ半分もいってないし、選手としての全盛期はまだこれからやしね。手術の結果をしっかりと今後に生かしたい。手術が成功すれば輝かしい未来へ続くドアを開けてくれるはずや。これからもレースで走るだけでなくトレーングをも続けるのは、未来のためや。手術の結果、今後どうなるかそのうちわかるやろね」
だいたい今の総合系選手は、30歳前後で全盛期に突入する感がある。そらEgan Bernalとか例外はおるけど。そしてベネットも29歳。これからを見据えての手術となったわけやけど、あんまりのんびりはしていられない。チーム内競争が激化しているからね。
チームJumbo-Vismaは、総合系エースとして覚醒したPrimož Roglič、名前が読めないSteven Kruijswijk、そしてなんとってもTom Dumoulinの加入と、3つのグランツールに1人ずつエースを立てられる環境が揃ってしまった。総合エースを狙うなら、その3人に挑戦状をたたきつける必要がある。
そんなチーム内の状況やから、来年からは100%の力で走らざるを得ないね。そんな現状も踏まえての、だからこその手術の決断だったかもね。