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ロードレースのジロ・デ・イタリア

落車の呪い・・・2021ジロ第5ステージの結果

20210ジロ・デ・イタリア第5ステージの結果

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今日の第5ステージは以下のような穏やかななほぼド☆平坦のコース。レースも穏やかなものとなったか?

コース

というわけで、ド平坦。スプリントポイントは2か所(〇印のところ)。何事もなければ順当にスプリンターたちのゴール前決戦となるはずだが果たして・・・

落車、落車、落車

最後の20㎞までは、そこまではかなり平穏なレースだった。最後の20kmまでは・・・

だがまず残り16㎞あたりで最初の落車。犠牲者はイネオスのセカンドエース?ダブルエースの1人?のパヴェル・シヴァコフである。次の落車シーンを見てほしい。

走行進路をふさがれ、路肩の植え込みにダイブ。幸い大きな怪我はなさそうだが、すぐにはリスタートできずにここでそれなりのタイムを失ってしまう。この結果、おそらくシヴァコフは総合争いから完全に脱落したと言えるだろう。この結果、イネオスは今後ベルナルに一本化した戦略を取ることになるだろう。

そして2つ目の落車は残り9㎞の地点。

幸い大きな落車でもなく、犠牲者の二人も無事に走り出した。

問題は次の落車だ。

青いジャージは山岳賞ジャージ(マリア・アッズーラ)を着る、ジョー・ドンブロスキー。

そしてその奥の赤いジャージは、なんとバーレーン・ヴィクトリアスのエース、ミケル・ランダだ。

おそらく中央分離帯につっこんだか・・・その瞬間の映像がなかったので何が起こったのかは不明だ。

結局ランダはこのようにその場で救急車に運ばれジロ・デ・イタリアをリタイアすることになった。どこを痛めたなどの詳細はこの記事を書いている時点では不明。今後の詳報待ちだ。

一方、山岳賞ジャージのドンブロスキーは1人で走り出したのだが左腕を強く痛めのか、それをかばいながら集団からかなり遅れてゴール。こちらも骨折の可能性があるのではないか。

ドンブロスキーは昨日の第4ステージでステージ優勝と山岳賞ジャージの2つを獲得したばかりなのに、まさに1日で天国と地獄だ。また、ランダも昨日は好走していただけになんという不運。

そんな不幸な展開を経ながら、スプリンターたちはゴール前決戦へ。ゴールシーンをどうぞ。

途中一気に先頭へ抜け出したジャコモ・ニッツォーロを後方から僅差で差し切ったカレブ・ユアン!

正直ユアンは間に合わないと思ったのだが、なんというパワー、なんというスピード。「ほぇ~」としかいいようがない。

なお、ポイント賞ジャージ(マチア・チクラミーノ)を着るアルペシン・フェニックスのティム・メルリールは、誰かと接触してペダルかシューズがおかしくなったのか、スプリント途中で脚を止めてもう諦めてしまっていた。

総合順位トップ30と各賞ジャージ

順位選手名チームタイム
1 Alessandro DE MARCHI ISRAEL START-UP NATION 17:57:45 00:00
2 Louis VERVAEKE ALPECIN-FENIX 17:58:27 00:42
3 Nelson OLIVEIRA MOVISTAR TEAM 17:58:33 00:48
4 Attila VALTER GROUPAMA – FDJ 17:58:45 01:00
5 Nicolas EDET COFIDIS 17:59:00 01:15
6 Aleksandr VLASOV ASTANA – PREMIER TECH 17:59:09 01:24
7 Remco EVENEPOEL DECEUNINCK – QUICK-STEP 17:59:13 01:28
8 Alberto BETTIOL EF EDUCATION – NIPPO 17:59:22 01:37
9 Hugh John CARTHY EF EDUCATION – NIPPO 17:59:23 01:38
10 Egan Arley BERNAL GOMEZ INEOS GRENADIERS 17:59:24 01:39
11 Damiano CARUSO BAHRAIN VICTORIOUS 17:59:28 01:43
12 Davide FORMOLO UAE TEAM EMIRATES 17:59:29 01:44
13 Rein TAARAMÄE INTERMARCHÉ – WANTY – GOBERT MATÉRIAUX 17:59:32 01:47
14 Simon Philip YATES TEAM BIKEEXCHANGE 17:59:34 01:49
15 Gianni MOSCON INEOS GRENADIERS 17:59:36 01:51
16 Giulio CICCONE TREK – SEGAFREDO 17:59:41 01:56
17 Romain BARDET TEAM DSM 17:59:48 02:03
18 Domenico POZZOVIVO TEAM QHUBEKA ASSOS 17:59:50 02:05
19 Daniel MARTIN ISRAEL START-UP NATION 17:59:53 02:08
20 Daniel Felipe MARTINEZ POVEDA INEOS GRENADIERS 17:59:55 02:10
21 Pello BILBAO LOPEZ DE ARMENTIA BAHRAIN VICTORIOUS 17:59:57 02:12
22 Vincenzo NIBALI TREK – SEGAFREDO 18:00:00 02:15
23 Marc SOLER MOVISTAR TEAM 18:00:01 02:16
24 Jai HINDLEY TEAM DSM 18:00:05 02:20
25 Andrea VENDRAME AG2R CITROEN TEAM 18:00:06 02:21
26 Emanuel BUCHMANN BORA – HANSGROHE 18:00:14 02:29
27 Nicholas SCHULTZ TEAM BIKEEXCHANGE 18:00:18 02:33
28 Tobias S. FOSS JUMBO-VISMA 18:00:27 02:42
29 Fausto MASNADA DECEUNINCK – QUICK-STEP 18:00:37 02:52
30 George BENNETT JUMBO-VISMA 18:00:55 03:10
マリア・ローザ(総合首位)Joe Dombrowski
マリア・チクラミーノ(ポイント賞)Giacomo Nizzolo
マリア・アッズーラ(山岳賞)Joe Dombrowski
マリア・ビアンカ(ヤングライダー賞)Valter Attila

明日の第6ステージのコース

ロードレースのジロ・デ・イタリア
© RCS Mediagroup S.p.a 大会公式サイトより

明日はついに標高1500mオーバーの山岳が登場する。ただ、まずは標高1496mのForca di Gualdo(2級山岳)に登ってから少しだけ下ってから標高1536mの次の頂上(Forca di Presta)へという感じとなっているので、登坂距離そのものはGualdoのほうがはるかに長い。そのためPrestaは3級山岳となっている。

個人的に心配なのが、そのPrestaからの下りである。現地がどんな下りなのか、そして当日どんな天候になるのかわからないので、下りで何もなければと思う。長い下りとなるだけに、落車はもちろん、ちょっと油断してスーパータックポジションを取ってしまう選手がいないか心配だ。

第4ステージでは最後の激坂でベルナルら総合勢が動いた。この第6ステージでも最後の登りでまた総合勢らが少しでもタイム差を稼ぐべく動くかもしれない。

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piginwired
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2 Comments

  1. 残念な落車が連発したステージになりましたね。
    最後のメルリールは、ペダルが接触したか何かでチェーンが落ちてしまいました。でもメルリール好調なので、また勝利上げそうな気がしてます。

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