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ゲラント・トーマスが来年のジロ出場を明言

ゲラント・トーマス(Geraint Thomas)が、来年はツールではなくジロを目指すことを認める

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INEOS Grenadiersの総合エースのゲラント・トーマス(Geraint Thomas、通称 G)が来年度はジロ・デ・イタリアを狙うと明らかにした。

情報源:Geraint Thomas opts for Giro d’Italia return in 2023 due to “disappointing” Tour de France route

海外メディアでもGがジロだろうという予想はされていた。それは過去記事「来年のジロのイネオスの布陣は?Gをエースに、ロドリゲスとアレンスマンが準エース兼アシストか?」で紹介したが、今回G自身がそれを認めたことになる。

Gはなぜ来年ジロを選び、ツールを選ばなかったのか?

それは来年度のツールはタイムトライアルの割合がとても小さいから。一方で来年のジロは「2023ジロ・デ・イタリアのコース発表。その鍵となるステージや登りを紹介」で伝えたように個人TTが3度あり、しかも合計すると71kmという長さとなる。それゆえ、TTが強い総合エースにとってはとても魅力的で、表彰台を狙いやすい。そしてGも個人TTを苦にしないタイプ。よってツールよりジロのほうが適している。

来年のツールのコースについては、G曰く、

I think it’s disappointing there’s not more.”

訳「来年のツールはTTの割合が少なくて残念だ」

またジロ挑戦はGにとっても特別な意味がある。これまでもジロ総合優勝に挑んできたが、どれも落車負傷により途中で無念の大会リタイアが続いた。引退前にそんな苦い過去を払拭する意味合いがあるだろう。

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piginwired
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