レビュー
Rapha



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アメリカでツアー・オブ・カリフォルニア以来のワールドツアー復活か?
近年UCIはロードレースのグローバル化を推進し、ワールドツアーも本場ヨーロッパだけでなく様々な大陸で開催されるようになった。カナダ、中国、オーストラリア、中東がまさにそうだ。
そんな中で、世界一のスポーツ(スポーツビジネス)大国とも言えるアメリカでは現在ワールドツアーは存在しない。かつてはジロ・デ・イタリアの期間中にツアー・オブ・カリフォルニアという定番ステージレースがあったのだが2019年を最後に消滅してしまった。
ちなみにその最後の2019年大会で総合優勝したのは誰だったか覚えているだろうか?誰もが知っている選手だ。そう、タデイ・ポガチャルだ。
だがそんなアメリカでついにワールドツアーが復活するかもしれない。
この情報源記事によると、イギリスに本拠地をもつInfinity Events Groupという組織がアメリカのコロラド州で5日間のステージレースを開催するべく動いているとのこと。
目標とするのは2026年9月での開催のようだが、詳細な日程はまだわからない。ひょっとしたらブエルタ・ア・エスパーニャまたは世界選手権と日程がかぶるおそれもある。
コロラドといえば2023ブエルタ・ア・エスパーニャで総合優勝したセップ・クスの出身地であり、これまでもCoors Classic、USA Pro Challenge、Colorado Classicなどのレースを開催してきた実績を持つ土地である。なによりも自転車レースにとってすばらしい地形と自然をもつ場所だ。
現時点ではまだその開催がほぼ確定したという段階でもないが、スポンサーはすでになされているようだ。そして主催者側はスポンサー獲得や開催について楽観的だと言う。
仮に開催が確定してもワールドツアーとして認められるのか、それともそれより下のカテゴリーから始まるのか、それはまだわからない。ただ後者の場合でも本格的なステージレースがアメリカで復活すれば、やがてワールドツアーとして昇格する未来もあるわけで、同国のワールドツアー復活にもつながる。