プロ選手のバイクの工夫。ツアー・ダウン・アンダーで見るバイクたち。
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さて毎年シーズン開幕の号砲を鳴らす恒例のレース、ツアー・ダウン・アンダー(略称TDU)が絶賛進行中。Mr.TDUことトレック・セガフレードのリッチー・ポートが予定通りに活躍中。もっと他のレースでも・・・と思うけど。
今回は、そんなTDUで選手らが乗っているバイクに施された工夫などを見てみようというネタのご紹介。上記情報源記事中に、アダム・ハンセンやロマン・バルデのバイク、それにJumbo-VismaのビアンキやMitchelton-ScottのScotto Addictなどの画像が紹介されている。
それらの中で、ワシが「ほう?」と思うユニークなものを2つ書くと、1つはJumbo-Vismaのビアンキのフォークに施されたちょっとした見た目上の工夫。もう1つはロマン・バルデのペダル(LOOK)に施された工夫。
まず、Jumbo-Vismaのビアンキについて。
普通、レースに出る選手のバイクにはそのフロントフォークにゴールでのタイムや順位を計測するためのセンサーが取り付けられる。主催者側が用意したセンサーが。たとえば下の画像を見てほしい。
フロントフォークに黒いセンサーが付けられているのがわかると思う。
しかし、今回Jumbo-Vismaは、ツアー・ダウン・アンダーにおいてこんな一工夫を施している。下Twitterを見てほしい。
🇭🇲 #SchwalbeClassic
— Team Jumbo-Visma cycling (@JumboVismaRoad) January 19, 2020
We are racing again!😍 pic.twitter.com/lg9GBHQPzC
わかるかな?フロントフォークに着目してほしい。本来なら「黒いセンサー」があるべき箇所に、いわゆるビアンキカラーであるチェレステ色のラインがあるのがわかると思う。そしてすこし盛り上がってる感じがするのがわかると思う。
そう、これは「黒いセンサー」をチェレステ色のテープで覆い隠してある。もちろん主催者側の許可は取っていると思う。たぶん。なんでこんなことをしているのかと言うと、もちろん見た目のデザインを重視するため。やはりチェレステカラーで統一するほうが見た目が良くなるからね。
なおこのテープについてはこんな情報をTwitter上でもらったブヒ。
ビアンキのフォークに巻いてるのはテープじゃなくて熱収縮のチューブだと聞いたことがあるっす
— 某/あな (@bou_ana) January 24, 2020
そしてもう1つが、ロマン・バルデのLOOKのペダルに施された工夫。
こんな風にペダルの踏み面にちょっと「もふもふ」感のあるテープが張られている。この工夫については以前だいぶ前に書いた気もするけど忘れた。
これが何の役に立つのかといえば、考えられるのは次の3点。
- シューズとペダルとの一体感が増える?ズレにくくなる?
- クッションの役割を果たすことで、ガチ踏みしても足が疲れにくい?
- ペダルにクリートを嵌めるときの音がマイルドになる?(実際そうなるかは不明)
さてどうだろう。このペダルの工夫についてはお手軽に真似できるから、一度みんなもやってみればどうやろ?どんな効果が実感できるかな?なんの効果も感じられない?
ペダルにテープ貼るのはロットスーダルのお家芸のイメージありましたけど、他のチームもやってるんですね。ロットスーダルは結構昔から一体感アップ目的でバーテープ貼ってたと思います!
やっぱりベルギー人が好きそうなアイデアというイメージがあるブヒね。なるほどロットはバーテープ使ってるのブヒね。
コメントあざっす!