プロはバーチャルレースについてどう考えているか?
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新コロ助の脅威が世界を覆う中、いよいよ本格的にeSportsというかバーチャルな世界でのレースが花開いたように思う。
それはもちろんロードレース業界でも同じ。ZwiftなどのアプリとTacx NeoやWhaoo Kickrなどのスマートトレーナーを連携させて使うレースがニュースを賑わせる。この前まではDigital Swiss5という数日間に渡るステージレースも開催されていた。
そんなバーチャルレースに対する実際に「走った」選手らの感想は?
情報源:‘It’s a different sport’: Some pros aren’t convinced by virtual racing
実際のロードレースとは別物
情報源記事では、デュムラン(大)(Tom Dumoulin)、ピノ(Thibaut Pinot)、クラウスヴァイク(Steven Kruijswijk)、そしてレナート・ケムナ(Lennard Kämna)の感想が紹介されている。
多くの選手に共通する感想はやはり、「実際のレースとは全く分野が違うもの」という感想。「何かが異なる」だけではなく、「全く別の競技」という感想。
クラウスヴァイクは、次のように言う。
“If you train on it, you will succeed, but it has little to do with our competitions.”
訳「バーチャルレース用に練習すれば勝てるやろうけど、実際のレースとはほぼ関係ないね」
“It is a different sport. You have to adjust tactically with things like drafting.
訳「スポーツとして別の競技やね。戦略的にドラフティングの有無とか違うからね」
そしてデュムラン(大)は、
“The devices [turbo trainers] come from different brands and are not properly calibrated, which is essential. Weight must be exactly correct, otherwise it will be unfair.”
訳「スマートトレーナーなどの機材は各社から販売されてるけど、製品ごとに計測の正確さがバラバラや。それが一番大事やのに。体重データは正確やろうけど、それ以外はバラバラや」
そして、「ないよりはマシ」という程度の考え。
ピノに至っては、
“I’d rather be in lesser form when lockdown is over than squeeze myself mentally now.”
訳「外出制限が終わったときに体が多少なまってるほうがマシやわ。スマートトレーナーに長時間乗って精神的に病むとかマジ勘弁」
さすがプロトンで最も熱い漢の1人ティボー・ピノ。お外が大好き。自然の中でこそ自分を解放したいということやね。
最後に、ピーター・サガンのチームメイトのレナート・ケムナも、これらの選手と同じ感想を抱くが、「夜や冬期のトレーニング環境としては、自転車業界の未来としてその可能性を見出した」とも語る。
ブタは金ないからやってないけど、すでにZwiftとかやってるみんなはどんな感想かな?すぐ飽きた?やっぱりおもしろい?
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