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イスラエルが使うMaxxisの謎タイヤと、プロチームによるチューブラータイヤとシーラント剤の併用について

プロチームは、チューブ―ラータイヤにシーラント剤を使うデメリットをどう考えているのか。

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チームイスラエルこと、イスラエル・スタートアップ・ネーション(ISRAEL START-UP NATION)が使うタイヤは、マキシス(Maxxis)だが、どうもここ最近は同社の「謎のタイヤ」を使っているらしい。

情報源:Should you put tubeless sealant inside tubular tyres? Pro teams think so

プロトタイプのタイヤか?

イスラエルはここ2年でいろんなタイプのタイヤを履き替えて様々なテストをしているもよう。たとえば、パリ~ルーベでは27mm、28mm、30mmのタイヤを、ステージレースでは25mmと26mmを使い分けるなどしている。このあたりは選手の好みにも応じているのかもしれない。

そして情報源記事によると、最近イスラエルはMaxxisのチューブラーのプロトタイプ版を使っていることが多いもよう。

チューブラータイヤにシーラント剤

効果はあるのか?

ワールドツアーチームのいくつかがやっているように、イスラエルもチューブラータイヤにシーラント剤を入れて使用している。

チームのマネージャーJost Zevnikに言わせると、「使わない理由がない」とのこと。プロの世界でも、チューブラーにシーラントはもはや当たり前。使わないほうがおかしいレベルのもよう。

ただ、レース後に事後的に「どれくらいシーラント剤が効果あったのか。役に立ったのか」を検証することは困難。そもそも、「もしシーラント剤を使っていなければどうなったか」を考えるのは意味のない仮定であることが多い。特にプロチームはサクっとホイール交換なりバイク交換ができるし、そもそもチューブラーはパンクしても多少は走り続けられるため、クリンチャータイヤにシーラント剤を使った場合よりも、使った場合の効果を検証するのが難しい。

シーラント剤を使う場合のデメリットは?

同チームも含めてワールドツアーチームがチューブラータイヤにシーラント剤を使うのは、当然メリットがデメリットを上回るからである。

デメリットとして考えられる主要な3点は、転がり抵抗の増加、重量の増加、そしてシーラント剤の乾燥によるタイヤなどの劣化である。

イスラエルはこの3点につきもはや「どうでもいいレベル」と結論づけている。転がり抵抗や重量増も机上の空論レベルであり、現実のレースでも支障はないことを確認。そしてシーラント剤の乾燥による劣化についても、同チームのホイールの使い方や管理方法においては、そもそも乾燥することはほとんどないと確認できている。そのため、それら3つのデメリットは過剰に心配する必要はないとする。

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