新デュラエースについて。圧電システム搭載?12速化?完全ワイヤレス?
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これまで4年に1回のペースで世代交代が行われてきたシマノのデュラエース。今年はちょうどその交代の年であり、いつもなら春~夏あたりに発表されるものの、今年はコロナの影響なのか、今年中に出るとも出ないともわからない状況である。
業界内の一部では当初から今年中に発表で、販売は来春以降とかなんとか言われることもあったが、果たして今はどうなっているのであろうか。
今回は、そんな「次世代」デュラエースにつちて、シマノの特許からその姿を占おうというネタのご紹介。
情報源: Patents suggest next-gen Shimano Dura-Ace Di2 will go wireless and 12-speed
12速化?
この画像の「RS」という文字に着目してほしい。スプロケの画像であるが、コグ(ギア)がRS1~RS12まである。つまり12速化である。
前後完全ワイヤレス?
ついにリアディレイラーであるが、特許情報のページには次のように書かれている。
The second electrical component 14 includes a second battery BT2 configured to supply electric power to the second actuator 28, the second controller 30, the second actuation driver 36, and the second position sensor 38. The second battery BT2 is electrically connected to the second actuator 28, the second controller 30, the second actuation driver 36, and the second position sensor 38
小難しいことが書かれているように見えるが、肝心なのは、「14(上画像中の水色〇)のパーツは2番目のバッテリー(略:BT2)を積んでいる」という点。つまり、リアディレイラーにも独自のバッテリーが搭載されるであろう点。
すなわち、リアディレイラーも完全に独立した無線システムを搭載するのであろう。これにより前後のディレイラーtもにワイヤレスとなる完全ワイヤレス化を目指すのだと考えられる。
上の画像そのものにはバッテリー(BT2)がはっきり描かれていないようだが、
同じ特許情報PDF内の別の画像には、このようにバイクの前後にバッテリーを2つ搭載する(BT1+BT2:水色〇)図が掲載されている。
この特許情報は、United States Patent 10766569「Bicycle control system」をどうぞ。
STI内部のバッテリー搭載位置について
最後に前後のディレイラーに変速情報を伝えるSTIレバーに関してだが、STIにもやはりバッテリーが必要である。この点、まず特許情報PDFには上画像のような図が描かれている。水色の〇は両方ともブタが勝手に色をつけた。塗りつぶしている●がバッテリー搭載箇所であり、〇がそれを表す名称(数字:56A)である。
なるほど、バッテリーが搭載される位置としてはよくある場所である。
だが一方で、次のような図も掲載されている。
(‘A`)!?
(‘A`)どういうことだってばよ・・・
情報源記事では、おそらくこれは指でレバーを操作するときのレバーへの圧力を電気的エネルギーに変換し、電力を生み出すシステムなのではないかという予想が書かれている。専門用語で「圧電(性・効果)」とかいうらしい。なるほど漢字のままだ。でも本当に今の科学で可能なのか?
もしこれが実際に搭載されるとすれば、STIにバッテリーを搭載する必要がなくなることになる。ちょっとした軽量化にも資するのだろうか?
スイッチでの発電は最近のトイレのリモコンに利用されてたりします
電池交換いらなくて便利だからとか
ただトイレのボタンと違って連続で押したりするからね
>トイレのリモコン
!?
さすが日本が世界に誇るジャパントイレ・・・すごすぎる技術ブヒね・・・
まさかそんな身近なところで使われてる技術だったとは。
おもしろい情報提供に感謝!