Cervéloから新バイクÁspero 5登場。大きく進化したレース向けグラベルロードバイク
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カナダが誇るエアロロードバイクの老舗Cervéloから、新型グラベルロードバイクのÁspero 5が登場した。次の公式インスタグラムを見てほしい。
Cervéloが、同シリーズを最初に登場させたのが2019年。そこから2年で大きく進化した新型登場となる。
Áspero 5の特徴:よりエアロに、より軽量に、そしてより一体的に
新発表のÁspero 5のどこが大きく進化したのか?いくつかの進化とその特徴とを簡単にリストアップすると次のようになる。
- Ásperoと比べて「Áspero 5」のフレームは10%軽量
- 電動コンポ限定のフレームで、全ケーブルが完全内装
- フレーム形状のエアロ化と上述ケーブル完全内装によるエアロ性能の向上
- コンポはSRAM Force AXS/SRAM Red AXS/Shimano GRX Di2
- 全モデルがパワーメーター標準搭載(Shimano GRX Di2には4iiii DSパワーメーターを採用)
- 全モデルの標準ホイールはReserve社のもの
- 対応タイヤ幅は700×45 /650b x 51
- トレイルミキサー機能は継続して採用
コンポがSRAMならばパワーメーターはSRAMのものが、コンポがShimanoならば4iiii DSとなる。
最後のトレイルミキサー機能とは、フロントフォーク先端に内蔵されているパーツ(インサート)の向きを入れ替えることで、フォークのオフセットを±5mmの範囲で変更できる仕組みだ。
たとえばフレームサイズ54なら、オフセットと46mmか51mmにできるし、サイズ51なら49mmか54mmにできる。
これは現行のÁsperoでも搭載されているが、今回の新型Áspero 5でも搭載される。
最近の多くのグラベルロードバイクのフレームは、1つのフレームでホイールサイズ700と650bとの両方とに対応するものが多い。しかし、今回のCervéloのÁspero 5ではそういった設計は採用されなかった。つまり、どちらのホイールサイズにするのかを決断しなければならない。
標準ホイールブランドのReserveについて
完成車に標準でついてくるホイールは、Reserve(リザーブ)という日本人的には耳慣れないブランドかもしれないが、このReserveについてはかつて紹介したのを覚えているだろうか?この「Cerveloと共同開発のカーボンホイールブランドReserve爆誕。CerveloxSanta Cruz Bicycles!」記事だ。
そうReserveとは、アメリカのMTBブランドとして定評のあるSanta Cruz Bicycles(サンタクルーズ)が創ったホイールブランドで、それにCervéloが協力している。
なぜその両社がタッグを組んだのかといえば、両社ともにオランダの巨大コングロマリット会社PONホールディングのグループに属しているからだ。他にもPONはオランダでランボルギーニ、ポルシェ、アウディなどの高級車の流通を取り仕切っている。
価格
まだ日本の公式代理店(東商会:アズマ商会)からは発表がないが、参考として欧米市場向けの価格では、Shimano GRX RX815 Di2版完成車が$7,100(約76万8000円)、SRAM Red eTap AXS 1(フロントシングル)が$9,000(約97万4000円)だ。
どちらかというとÁsperoよりCaledoniaのほうが好みなんですが、まー価格が凄くて手が出ないですね^ ^;
Caledoniaのほうがオーソドックスなバイクっぽいブヒね。
個人的には、今回のÁspero5登場で、普通のÁsperoは廃盤にしたほうがCaledoniaとの差別化とモデルの整理ができていいと思うけど・・