Total Direct Energieのサガン獲得とスペシャライズドへの変更?
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ピーター・サガンによってある歴史的記録が破られる日が近づいている。
それはアイルランドが誇るレジェンド、ショーン・ケリー(Sean Kelly)が持つ全グランツールでのポイント賞ジャージの着用記録だ。
情報源:Peter Sagan nears Sean Kelly’s all-time points jersey record after Giro d’Italia success
グランツールでのポイント賞ジャージ着用日数の記録
ショーン・ケリーは全てのグランツールで合計151日間ポイント賞ジャージを着ていたという記録を持っている。その偉大な記録をサガンが更新しようとしている。
サガンは現在プロ11年目だが現時点で148日という記録を持ち、歴代2位だ。3位はエリック・ツァベル(Erik Zabel)。
というわけで、ショーン・ケリーとの差はたった3日。今年のツール・ド・フランスでショーン・ケリーに並ぶか、更新するかの可能性が高い。
Total Direct Energieへの移籍?
先日、「ピーター・サガンのDeceuninck-QuickStep移籍はなし。ルフェーブルが明言」でも書いたように、噂されていたDeceuninck-QuickStepへの移籍はそのボスのパトリック・ルフェーブルによって否定された。
そして新しい移籍先として取り沙汰されているのが、現在UCI ProTeamのトタル・ディレクト・エネルジー(Total Direct Energie)だ。
フランス国籍の同チームは昨年、フランスの英雄ジュリアン・アラフィリップを獲得しようとしたがそれに失敗。そして、バイクスポンサーのウィリエール(Wilier Triestina)社との契約も今年いっぱいのようだ。
そこでピーター・サガンを獲得し、同時に新たなバイクスポンサーとしてスペシャライズド(Specialized)を迎え、スペシャライズドにもサガンの高給を負担してもらう形で、サガンとその仲間たち(チームサガン)を獲得しようとしているのではないかと噂されている。
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これはお互いWin-Winの移籍・・・なのかな?
確かに家臣を引き連れての移籍となると、こういうチームにしかなかなか行けないですよね。
とはいえ、実現したらおもしろい移籍ではありますが。
カヴのお給料払ってるのもスペシャライズドでしたっけ?
なんだかいいように使われてる感がなきにしもあらず・・・
たしかにチームサガンまるごと移籍だといろいろ制約は多くなるブヒね。ただそれでもガゼッタやルキップ紙によるといくつものチームからオファーがあるらしいブヒ。
カヴについてはカナダの食品会社が負担してるようブヒね。
(https://bikenewsmag.com/2021/02/24/patrick-lefevere-wrote-candian-food-company-lovingly-made-ingredients-pays-for-mark-cavendish/)
もしこの噂が実現するとしたら、Total Direct Energieはワールドツアーへ昇格するのかがポイントになるブヒね。
まぁそうなるはず・・・
またTotal側としてももう少しサガンのためのアシストを補強しないといけないはず。そのへん予算との関係でどうなるのか気になるブヒね。
カヴはカナダの食品会社でしたね!これは失敬。
オファーはいろいろあるのですね。
バイクスポンサーの関係もありますから、スペシャライズドがついてくるのであればトタル、そうでなければ他のワールドツアーチームということになるんですかね。
たぶんそんな感じになると思うブヒね。
もしそうなるとしたら、スペシャはBora-hansgrohe、Deceuninck-QuickStep、そしてTotal Direct Energieと3つのチームにバイクを供給することになるわけで・・・
「儲かってますなー!」
という感じブヒね。企業としての存在感というかパワーというか、他社とはちょっと1つ次元が違うみたいな感じブヒね。
スペシャライズドを駆るスター選手と強豪チームが活躍する → バイクが売れる(ユーザーがスペシャライズドに貢ぐ)→ 巨額のスポンサードで蜜月が続く(スペシャライズドがさらにスター選手と強豪チームに貢ぐ)→ 以下同文… という誠に素敵なエコシステムが出来上がってますね^ ^;(あ、ピナレロも)
F1もねぇ、マクラーレン・ホンダの時代はそうだったんですがねぇ…
スペシャライズドはほんとに上手いことやってるブヒね。
Trekも自分でチーム持たなければスペシャライズドのようになれたかも?でもTrekも儲かってそうだからそれでいいのかも。
なんだかんだで、アメリカ企業は戦略がしっかりしてるブヒね。現代的というかなんというか。さすがビジネスの本場(?)という感じ。
(´・ω・`)日本企業も昔は・・・
おっしゃる通り、プロチームやインフルエンサーたちへのスポンサードはもちろんビジネス戦略の一環でしょうが、そこには単なる商売だけではなく、根底に「自転車文化を創造する」というような大きな世界観をもって取り組んでいるように感じられますね。
GIANTはまさにそこを企業活動の明確な思想として掲げてプロへの供給のみならずイベントから店舗展開まで行ってます。
ところが昨今のスペシャライズド・ジャパンによる販売店契約の突然の打ち切り騒動を見ると、「ドライに切り捨てるのもビジネスだ」とばかりに勘違いした行状のように思えて残念すぎます…
日本人のイメージとしてはアメリカ企業はわりとさくっと契約打ち切るというイメージが一般的にあるブヒね。
一方的な通告ではなく、店側とはいちおう交渉した結果だとは思いたいが・・・どうなんだろう。
スペシャ側は「責任の明確化」だったり「ユーザーにさらなる高いレベルの体験やサービスを提供」とかで一本化しようとするのはわかるけど、それまで売っていた店から製品をひきあげるのはその店で買ってた客に対してどうなの?とは思うブヒね。客としてもなんらかの理由でその店を選んでいたわけで。せめて5年か10年の猶予をつけてからから契約を解消するとかにして欲しいブヒねぇ。