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東京五輪の自転車トラック競技のチームパシュート、その予選においてデンマークチームが使用したあるテープが話題になっている。どんなテープかというと、次の画像を見てほしい。
Is the Danish Olympic track team using shin tape to get around UCI sock height rules? 🧐🚲🇯🇵https://t.co/GiOuuTBMTu
— BikeRadar (@bikeradar) August 2, 2021
Another OLYMPIC RECORD!
— UCI Track Cycling (@UCI_Track) August 2, 2021
This time it’s Denmark who set a blistering time of 3:45.014 😮#Tokyo2020 | #Olympics | #CyclingTrack pic.twitter.com/q6bYlBlcBC
ソックスから膝下にかけて肌色のガムテープのようなものが貼られていることがわかるだろうか?
これがUCIルールの脱法行為なのではないかと言われているのだ。
というのも、UCIルールではソックスについて規定がある(UCI Article 1.3.033)。簡単にいえば膝下までくるような長いハイソックスは禁止というものだ。
このルールについては、何年か前にLotto Soudalが脚に使用したジェルがUCIルールに違反するとして禁止されるようになったというネタを紹介した。覚えているだろうか。以下の過去記事がそれだ。
だが今回はジェルではなくテープ。しかも膝下全体に使うものではなく、スネの部分だけというもの。
今回のテープがどのようなテープなのかその詳細は不明だが、ロードレースの選手でもときどき膝にテーピングしてるのを見かける。膝の故障や痛みなどを防ぐためのテープ(キネシオロジーテープ)だ。
おそらく今回のテープもその種のキネシオロジーテープ(メディカルテープ?)なのではないか。テープの使用理由はもちろん肉体の故障を防ぐためのではなく、空気抵抗の軽減だと思われる。
そういったテープの使用はUCIルールでも禁止されていない。ならば今回のこれはOKなのか?使用する理由が違うわけで、目的外使用みたいな感じとなっているが・・・
今回デンマークチームは選手4名全員がそのテープを使用しており、そしてそのおかげかどうかは知らないが、なんとオリンピックレコードを更新する好記録をマークしている。
はたしてUCIの見解は?