Enter your email address below and subscribe to our newsletter

ロードレースとロードバイク

【追記あり】SRAMの代理店が山梨県の謎の企業Many’Sへ

SRAMの代理店がインターマックスから山梨県の謎の企業Many'Sへ変更

Share your love

ロードバイクやMTBなど自転車の3大コンポメーカーの1つがスラム(SRAM)。そのスラムの日本公式代理店は元ロードバイクのプロ選手だった今中大介が作ったインターマックス(InterMax)がこれまで担っていた。

シクロワイアードの記事における衝撃の事実

しかし、昨夜にSRAMのグラベル用新コンポXPLRシリーズが発表されたとき、それを伝えるシクロワイアードの記事では、次のような記述がその最後に書かれていた。

以上すべて取り扱いおよび情報提供は新しい代理店の株式会社Many’Sより。

なんと、いつのまにかSRAMの公式輸入代理店が変更されていたのだ。

(‘A`)「Many’S?どこの会社や?」

そう思って検索をかけてみると、公式インスタグラムができていた。それが次のアカウントだ。

ZippなどSRAMグループが保有するブランドが全てこの謎の企業Many’sへ移っている。

またインターマックスの公式サイトもチェックしてみると、次の2つの情報が目についた。

このうち、「SRAM ロードバイクコンポーネント 輸入代理店変更のお知らせ」を読むと7月12日の時点でダートフリークス社への代理店変更がなされているのがわかる。なんかいまいち変更先がはっきりしない書き方だが。(MTB用コンポについてもダートフリーク社か)

ということは、今後はMany’Sとダートフリークスの二社が公式代理店となるのか?

新しくSRAMの代理店となる謎の企業、株式会社Many’Sとは?

そもそもシクロワイアードに出てきた株式会社Many’Sとは一体?そこで検索してみると、自転車メディアFUNRiDEの記事で山梨県甲府市の企業だと判明した。

法務局で法人登記を見れば各種役員に代表取締役などもわかるだろうが手数料がかかる。帝国データバンクを利用する手もあるがそれも有料。金出してまで調べる価値もない。そこで国税庁の法人番号サービスを使って調べてみることにした。これは会社名と住所しかわからないものだが、無料で誰でも使える。しかも上述のように会社の所在地は山梨県甲府市だとおおざっぱにわかっているので調べるのも楽だ。

で、国税庁の当該サービスからCSVファイルをダウンロードして、グーグルスプレッドシート(マイクロソフトでいうエクセル)で読み込んで、調べてみるとこうなった。

この国税庁のデータでは「株式会社メニーズ」と書かれているが、おそらくこれだろう。法人番号が登録された日時も今年の7月12日。そして前述のように代理店変更のお知らせがなされたのも7月12日。間違いなくこの会社のことだろう。住所は「城東5丁目16番28号」となっている。

その後、この住所をグーグルマップを使ってストリートビューを確認してみたがよくわからない。それらしい建物があるような?ないような?甲府市民からの情報に期待か?

これで書類上の存在は明らかになったわけだが、問題はインターマックスとの関係だ。というのもこのMany’Sも山梨だが、インターマックス社も山梨の会社なのでなんらかのつながりがあると思われる。

ここで気になるのが、上で紹介したインターマックス社の役員改選お知らせ。CEO(最高経営責任者)は今中大介のままだが、COO(最高執行責任者)とCMO(マーケティング部門の最高責任者)がこれまでと変更になっている。

ひょっとしたらこれまでそのような地位にあった役員がMany’Sに関与しているとは考えられないか?法務局で登記簿を調べたり、公証役場で定款を見たりなどして発起人の名前を調べるとそのへんの事情がわかるかもしれない。

はたして、どういう人的つながりがあるのだろうか。ひょっとしたらインターマックスがMany’Sの株式を保有しているかもしれない。インターマックスの取引銀行はみずほ銀行と山梨中央銀行だが、両銀行がMany’Sの取引銀行になっている可能性も高い。

まぁアメリカ企業のSRAMが全くのポッと出の新しい会社にいきなり代理店を任せるわけがないので、おそらくインターマックスの関係者が作った会社であることは間違いないだろう。

追記:答え合わせ完了。コメント欄必読

この記事のコメント欄をよく見てほしい。そこで、お二人からコメントをもらい以下の2点が判明した。

・登記ではMany’Sの取締役は今中志麻であること
・インタマのかつての社員(役員?)もMany’S立ち上げに関与しているらしいこと

これらの情報に、上述のもろもろの情報を総合考慮すれば答え合わせは完了したといってOKブヒね。

Împărtășește-ți dragostea

Warning: Undefined array key "path" in /home/miyamaworks/bikenewsmag.com/public_html/wp-content/themes/blocksy/inc/helpers/html.php on line 6
piginwired
piginwired
Articole: 7115

12 comentarii

    • おおおおお!これは見ていなかったブヒ。
      まさに推測通りの内部事情ブヒね!

      DFに一本化するのではなく、おそらく公式にDFとMany’Sの二社体制となるということブヒね。

      情報感謝ブヒ!

  1. ブタさんブログのファンとして、自腹で登記簿取ったんで、情報提供します。

    株式会社メニーズ
    会社成立の年月日 令和3年6月23日
    目 的      1.各種自転車及び関連部品の輸出入・販売(*以下略)
    取締役     今 中 志 麻

    コメ欄の方がリンク貼ってるツイートと整合するように見受けられます。
    もしその通りだとすると、企業再生としてはよくある手法です。
    しかし債権者とはうまく話をつければいいでしょうけど、旧会社→新会社への有形・無形の資産譲渡を伴う場合、税務署には目を付けられるかもしれませんね。

    そもそも空前の自転車バブル下で経営悪いのだとしたら、インタマ…。

    • なんと自腹で登記もチェックしてもらうとは大感謝!ヒデキ感激!
      これで答え合わせは完了した感じブヒね。

      たしかかつてはGiantがSRAMを取り扱っていて、その後インターマックスになったと思うのだけど、なぜSRAMがこんな不良債権扱いになっているのか・・・
      SRAMは昔から入手性が悪いと言われてきたけど、それならユーザーとしては海外通販で自由に買えるようにしてくれたほうがずっと便利。なのに代理店契約のせいで日本への輸出規制があってそれがほぼ不可能。

      だったら代理店はもっと入手性やアフターケアに力を入れるべきだと思うのだけど、インタマはいったいどこを向いて商売をしていたのか・・・

  2. 今中氏って離婚してるみたいで、元嫁さんと木下副社長が別会社を造って スラムやジップ等を持って インタマから離脱したらしいですよ・・

    • あら離婚してたのブヒか。
      でも姓は法人の登記簿の姓は今中だったけど、まだ変更していないだけ?

      まぁ離婚といっても、税金や財産管理上のメリットのための離婚もあるわけで。ひょっとしたら顧問会計士か誰かからの入れ知恵もあったかも?

  3. 元嫁さんのクーデター?、実質 経営者だった副社長を引き連れて ブランドごと引き抜いたみたいです。

    • クーデター Σ(゚Д゚)

      なかなか穏やかじゃないブヒね。
      いったい夫婦の間に何が・・・

      おぉ怖い怖い

    • 興味深い情報をあざっす!一体いつのまに・・・
      インタマがやばかったのか、GORIXの勢いがすごいのか・・・
      それにしてもGORIXはインタマを吸収してどうするのだろう。

Lasă un răspuns

Adresa ta de email nu va fi publicată. Câmpurile obligatorii sunt marcate cu *

Acest site folosește Akismet pentru a reduce spamul. Află cum sunt procesate datele comentariilor tale.

Stay informed and not overwhelmed, subscribe now!