2022年モデルのSpecialized Allez Eliteがシマノ105からSRAM Rivalへ変更となった背景
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スペシャライズドのロードバイク初心者・入門者におすすめのバイクといえば、軽量アルミ素材を採用したAllez Elite。アルミフレームであるがゆえにカーボンフレームよりも取り扱いには気を使わなくてもよく、カーボンフレームバイクよりもお値段も安価に抑えられている。
また昔のアルミフレームがガチガチの硬さで乗り心地が悪いものだったが、現代的アルミフレームは様々な技術により快適性を大きく向上させているため、気持ちよく乗ることができる。
さらにロングライドやツーリング用に荷物を積載できるマウント設置用ダボ穴(正確には特製のラック/フェンダー用のマウント)も標準でついているため、荷物を積載しての通学や長距離ブルベにも適している。
そんなスペシャライズドAllez Eliteの2021年モデルのスペックとしては、クランクセットやBBにはカリフォルニア発のブランドPraxisのものが使われているが、駆動系の主要なコンポは安心と信頼のシマノ105となっていた。
だが新しい2022年モデルでは、シマノ105完成車がなくなり、SRAMのRival 11速を使ったものに変更となっている。次の公式ページで見比べてほしい。
どうやらこの変更には、シマノの部品が入手しにくくなっていることが背景としてあるようだ。そのような予想が次の情報源記事に書かれている。
情報源:2022 Specialized Allez Elite reverts to SRAM Rival 11-speed groupset from 2014
コロナ禍でアジア各国の工場が操業を停止、また今でもコロナ前のような100%の体制での操業は不可能となっている工場が多い。そのためシマノによるパーツの供給が逼迫。加えてコロナ禍で自転車の需要が急激に増大。需要と供給バランスが崩れてしまっている。
これはこのブログでも何度か書いてきたし、各種報道などでもみんなが知っている通りだ。
そしてこのコンポ変更によって(他にも事情はあるだろうが)、2021年モデルの価格が¥170,500(税込)だったのに対して、2022年モデルでは¥192,500(税込)と2万2000円高くなってしまった。
世界各国(特に先進国)ではコロナ禍での経済対策として市場に莫大な現金が投入されたり、賃金の上昇もあったりと、海外では様々な物の価格があがっている。
一方で為替市場では円安の進行という状況。円安になればただでさえ輸入品の価格は上がる。そのような為替変動による価格上昇に食わせて、上述のような外国における物価上昇・人件費上昇という事情もあわさり、しばらくは海外ブランドのロードバイク本体・関連製品の価格上昇は避けられないのではないだろうか。
日本ブランドのものを買うという手もあるが、素材を海外から輸入しているのならばその素材価格がそもそも上がっているため日本での製造となってもコストが上がる。しかも石油価格もあがっているため燃料費もあがり、輸送代もあがる。営業車のガソリン代も上がる。経費が増加する。
(´・ω・`)なかなか買うのが難しい時期やね・・・
>さらにロングライドやツーリング用に荷物を積載できるマウント設置用ダボ穴も標準で搭載しているため、荷物を積載しての長距離ブルベにも適している。
これ事実ですかね??Allez sprintを買ったのですがボトルケージ穴以外ついていないです。リンク先の写真を見ても確認できないです。
公式的には「特製のラック/フェンダー用のマウント」という表現だったブヒね。
訂正しておいたブヒ。
コメあざっす!