コルナゴが新モデルV4RSを発表。V3Rsから進化し、より剛性高く、よりエアロに、より軽量に
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ついにコルナゴから噂の新モデルV4Rsが登場した。現行V3Rsを進化させたバイクだ。
Colnago V4Rsの特徴:より剛性高く、よりエアロに、より軽量に
見た目はVR3sとほとんど変わらない?
この新モデルV4Rsの特徴は、
- 全体の剛性向上
- エアロ性能向上
- Colnago CC.01ハンドルバー使用
- T47 BB仕様(V3Rsは公式サイトではBB86の表記:V3Rsはコルナゴオリジナル規格スレッドフィット82.5を採用。ねじ切りアルミアダプターを挿入し、ベアリング受けを装着後にプレスフィットBB圧入という方式)
- ディスクブレーキモデルだけ
- 電動コンポ対応モデルだけ
といった点。
フレームはV3Rsより剛性が高く、アマチュアレベルではガチスプリントでもヘタれることはないだろう。剛性については上の公式サイトにこう書かれている。
This frameset is stiffer than the V3Rs. You can sprint faster and climb with more efficiency. We developed a new testing methodology to simulate and measure stiffness in a realistic and effective way.
簡単にいうと、コルナゴはV4Rsの剛性設計・計算のために新しい計測方法を作り、現実的かつ効果的な方法で剛性をテストしていったようだ。
また今回新たに採用したハンドルバー、Colnago CC.01については、
The new Colnago integrated handlebar CC.01 is stiffer, lighter and more aero. Compared to the previous Colnago handlebar it has -17% frontal area and +5% stiffness, weighting only 310g..
すなわち、Colnago CC.01ハンドルバーは、これまでの同社ハンドルとくらべて剛性は5%アップ。そして前方投影面積が17%減少しており、よりエアロになっている。しかしより軽くなっており重量は310g。
バイク全体のエアロ性能向上については、もちろん風洞トンネルでの実験がなされ、それに基づいて設計が行われた。
海外メディアCyclingtips「COLNAGO DEBUTS NEW V4RS FLAGSHIP ROAD RACER」によると、乗り手なしのバイク単体での実験では、V3Rsに比べると時速50km走行時に必要な出力が5.2W減るようだ。
そして実際に人が乗った場合では13.2W分の有意なエアロ性能向上が期待されるとのことだ。
Colnago V4Rsの仕様や価格など
上述のようにV4Rsはディスクブレーキだけ、かつ電動コンポ対応モデルだけ。
フレーム単独の重量は通常のサイズ54相当のもので798g。この点ではV3Rsより3g重くなっている。ただ、新しいフォークの採用や上述のハンドルバーCC.01によって、全体としては47gの軽量化となっている。
用意されるカラーバリエーションは5種類。その中にはチームUAEの女性版チーム「UAE TEAM ADQ」仕様のカラーリングがあって、それがなかなかお洒落。ぜひ上の公式ページを見て欲しい。
白と赤といった定番のカラーもあるが、なんかコルナゴっぽくない。個人的にはGiantを思い出させるデザイン。どうだろう?
完成車での販売はコンポやパーツの組み合わせでいろいろ仕様があり、それによって価格も異なる。
最上位モデルとしてShimano デュラエース Di2(パワーメーターつき)を使ったもので、ホイールにEnve SES 3.4カーボンクリンチャー、ハンドルに上述CC.01のものだと、1万5260ユーロで約222万円。
フレーム単体では5250ユーロ(約76万3000円)。