UCIがキアン・アイデブルックスの移籍を承認。二重契約問題が解決
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今年もオフシーズンの注目ネタがいろいろあったがそのうち注目度の高かったネタの1つが、ボーラ・ハンスグローエ(Bora-hansgrohe)に所属の若き才能キアン・アイデブルックス(Cian Uijtdebroeks)による、ユンボ・ヴィズマ(jumbo-visma)との二重契約問題だ。
この問題についてはこれらの過去記事を見ておいてほしい。
- Boraの20歳キアン・アイデブルックスは来年のジロが目標。そして2025年は移籍か?
- ユンボがBoraのキアン・アイデブルックス獲得か?
- キアン・アイデブルックスがユンボのトレーニングキャンプに参加へ
- UCIはまだキアン・アイデブルックスの移籍を許可せず
だが昨夜、ボーラ・ハンスグローエ側によって次のような発表がなされた。UCIが、キアン・アイデブルックスのユンボ移籍を承認したという発表だ。
🗞️ TEAM NEWS
— BORA – hansgrohe (@BORAhansgrohe) December 21, 2023
BORA – hansgrohe, Cian Uijtdebroeks & Jumbo-Visma today concluded an agreement, approved by the UCI, whereby our current contract with Cian will terminate on 31/12/23.
We wish Cian the best of luck in the next step in his career.
More: https://t.co/ac5QlVxWsV
UCIを巻き込み、キアン・アイデブルックス、ボーラ、ユンボのそれら4者間でどのような法律上の問題が議論されていたのか詳細はわからないが、とにかくUCIが移籍を承認したということは、ボーラ側の主張に法的な正当性が認められなかったということ、または、UCIの仲裁によって?なんからの金銭的解決が行われたということだろうか。
ボーラ側の敗北とも見える結果だが、金銭的な解決が図られた場合はその金額によっては実質的には「敗北とまでは言えない」という可能性もなくないのかも?
このUCIの裁定により、キアン・アイデブルックスとボーラとの契約は12月31日をもって終了となり、1月1日から彼はチーム・ヴィズマ・リースアバイク(Team Visma | Lease a Bike)に所属することとなる。