ビアンキが公式見解を発表。パリ〜ルーベでのハンドル問題はチーム側の組付けミス

先日、今年のパリ〜ルーベでチームバイクであるビアンキのバイクが不具合だらけで4回もバイク交換を余儀なくされたArkea-B&B Hotelsのフロリアン・セネシャル（Florian Sénéchal）が、そんなビアンキのバイクをレース後に非難したというネタを紹介した。下の記事がそれだ。

セネシャルがBianchiのバイクを批判。「パリ〜ルーベで4回もバイク乗り換えたんやぞ」

ビアンキ側はこのセネシャルの発言について調査、そして公式見解を発表した。

情報源：Florian Sénéchal apologises after berating Bianchi in post-Roubaix rant

セネシャルがビアンキのバイクについて批判したあと、ビアンキはチーム側と情報交換をし、その結果を公式サイトで声明を発表している。それが下のリンク先だ。

BIANCHI’S STATEMENT ON SÉNÉCHAL DECLARATIONS AFTER PARIS-ROUBAIX

そのページにおいてビアンキは、

Following discussions between Bianchi and the technical staff of the team, it emerged that the specific instructions provided by Bianchi for assembling the handlebars of bikes were disregarded in some cases, causing disparities in the handling of the bicycles in competition.

訳「ビアンキとチームメカニックとの話し合いによりわかったことは、パーツを組むときのビアンキからの指示がいくつか守られておらず、それがレース中のハンドルの不具合を引き起こしたということだ」

このようにセネシャルが批判した内容については、バイクそのものの問題ではなく、チームのメカニックの組み方の問題だと述べている。

そしてチーム側はこのビアンキ側との情報交換のあと次のような発表を投稿している。

今回のことでビアンキ側とチーム側の信頼関係に亀裂が入ったかのように思われたが、このチームからの声明では、両者は再びポジティブな信頼関係を再確認し、これからも協力しあって勝利を目指してく、というようなことが述べられている。

これ以上騒いでもビアンキにもチームにもメリットはない。さっさと事態を沈静化させ、いつもの仕事に戻るほうが重要だということだ。