レビュー
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昨夜の2024ツール・ド・フランス第5ステージで、歴史を塗り替え、ツール・ド・フランスのステージ最多勝記録で単独1位となる35勝目を飾ったマーク・カヴェンディッシュ。
ツール前には騎士の称号を賜ったので、「サー(Sir)」という称号がつき、「サー・マーク・カベンディッシュ」となっている。
そんなカヴェンディッシュの歴史的偉業の裏にはいくつかの技術的な工夫があったようだ。その1つが、約20万5000円(£1000)の靴下だ。
情報源:Mark Cavendish’s £1,000 socks the tip of the iceberg in quest for 35th Tour de France stage win
普段アスタナはウェアブランドがビエンメ(Biemme)であるため、ビエンメの靴下を使っている。次の画像を見て欲しい。
🇮🇹🇫🇷 PHOTOS: @LeTour
— Astana Qazaqstan Team (@AstanaQazTeam) June 28, 2024
Training on the roads around Florence…#TDF2024 #AstanaQazaqstanTeam pic.twitter.com/5b6BNvKoVv
靴下に「B3(∃?)」というロゴが見えると思う。ビエンメのロゴだ。上半身のジャージに胸元にも同じロゴがある。しかし昨日の第5ステージでは次のような靴下だった。
THE GOAT!!! @MarkCavendish #TDF2024 #AstanaQazaqstanTeam
— Astana Qazaqstan Team (@AstanaQazTeam) July 3, 2024
📷 @SprintCycling pic.twitter.com/kQRWAc2YuW
昨夜の歴史的瞬間を捉えたゴールシーンだ。マーク・カヴェンディッシュの足に注目してほしい。シューズはいつもどおりNikeだが、シューズカバーはつけていなかった。
そして注目は靴下。上のビエンメのものとはなにか違うように見える。生地の感じも違うし、ロゴなどのデザインも変わっていると思われる。
情報源記事が言うには、ウェアブランドNoPinzの特注ソックスらしい。同ブランドはオーダーカスタムメイドの靴下を作るサービスを提供していて、基本的に£1000(約20万5000円)という値段。
ただ同ブランドのWEBサイトを見ると、今回のカヴェンディッシュの靴下は現行の製品のどれにも当てはまらない製品のように思われる。彼が使ったのと同じような生地やデザインの靴下が現時点で見つからない。未発表の製品なのかもしれない。
なおこのNoPinzの製品については、靴下ではないが、そのシューズカバーを2021年のツール・ド・フランスにおいて使用されていた。そのとき衝撃のツールデビューを飾ったマチュー・ファン・デル・プールがマイヨ・ジョーヌをキープするために個人タイムトライアルで使ったものだ。そのときのマチューの機材についての過去記事がこちら。
→マチューが行ったポジション変更や機材の変更とは?2021ツール・ド・フランス第5ステージ個人タイムトライアル
そしてカヴェンディッシュが行った工夫がもう1つ。それは無線機の収納場所だ。
無線機は普通は背中側に収納している選手が多いが、カヴェンディッシュは今回のステージで胸元にそれを収納していた。上と同じ画像だが再び見て欲しい。
THE GOAT!!! @MarkCavendish #TDF2024 #AstanaQazaqstanTeam
— Astana Qazaqstan Team (@AstanaQazTeam) July 3, 2024
📷 @SprintCycling pic.twitter.com/kQRWAc2YuW
しっかりと胸元に無線機の形が見える。
背中側に収納するのは空気抵抗的に不利だったり、落車のときに負傷しやすいということが言われていて、個人TTでも胸元に無線を入れる選手がちょくちょく見受けられるようになっている。