正式にマキシミリアン・シャフマンのスーダル・クイックステップ移籍が発表

現在レッドブル・ボーラ・ハンスグローエで走るドイツ人クライマーのマキシミリアン・シャフマンについて、先日の記事「レッドブルのシャフマンはスーダル・クイックステップへの移籍が確実か、パトリック・ルフェーブルが交渉中と認める」で紹介したとおり、本日スーダル・クイックステップから正式に移籍のアナウンスがあった。次のチーム投稿を見てほしい。

現在30歳のシャフマンだが、2017年に当時のクイックステップ・フロアーズでプロデビューを果たしており、今回の移籍は実質的にはプロデビューしたチームへの復帰ともいえる。契約期間は2年で2026年まで。

もちろんこの移籍はレムコ・エヴェネプールのツール・ド・フランス優勝という夢を実現させるためのもの。しかしシャフマンにはグランツールアシストだけでなく、彼自身が様々なレースで優勝を狙える実力があるため、レムコが出ないレースや、レムコが動けないレースではシャフマンが優勝を狙うことがあるかもしれない。

今年のシャフマンは勝利こそまだないが、ジロ・デ・イタリアに出場しその第1ステージではジョナタン・ナルバエス、タデイ・ポガチャルらと競り合い2位。第7ステージの個人TTでは5位と好走。さらにドイツ選手権個人TTでも2位、パリ五輪個人TTでは9位と、個人TTで安定した強さをみせてきた。

そしてスーダル・クイックステップは、現在イネオスで走るイーサン・ヘイターも獲得しようとしているらしい。

なお全くどうでもいいことだが、上のチーム投稿で使われている音楽は、Baddiel, Skinner & Lightning Seedsの曲「Three Lions (Football’s Coming Home）」だ。オフィシャルPVがこちら。