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先日、カンパニョーロの新特許情報として「カンパニョーロが親指シフターを新スーパーレコードワイヤレスに搭載か?」という記事を書いたが、今回はそれに続いていシマノの電動コンポに関係する新しい特許情報が明らかというお話だ。
情報源:Exciting Road & Gravel Tech on the Horizon from Shimano, DT Swiss, & Manitou?
今回シマノの新しく申請された特許として明らかになったのは次のもの。
まず次の画像を見て欲しい。
これはリア側ハブ内部の画像だが、スルーアクスル中心部に何やらコイルのようなものがぐるぐると巻き付いているのがわかるだろう。そして画像の→端からケーブルが出ている。これをリアディレイラー側から見ると次のようになっている。
このようにリアディレイラーに給電するためのケーブルだと思われる。自転車の左脚側から右脚側へハブ内部を通ってケーブルを渡して給電するという技術のようだ。
シマノDi2コンポは基本的に一度の充電で2000kmは持つ(シマノ談)バッテリーがシートチューブに内装されるわけだが、今回の特許によるとリアディレイラー用のバッテリーはハブ内部に内装されるようだ。
その充電・給電システムの内実としては、
the wireless communication circuit includes at least a non-contact charging coil for carrying out magnetic resonance to transfer electric power to and from the batteries. Alternatively, the wireless communication circuit can be configured to carry out Near Field Communication (NFC). The term “NFC” as used herein refers to short-range wireless communication that achieves communication by electromagnetic induction to transfer electric power to and from the batteries.
と書かれており、非接触充電コイルと磁気共鳴を使ったもの、または代替手段として、NFCと電磁誘導を使ったによるものの2つが示されている。
もちろんこれは特許情報なので、このまますぐに製品化されるとは限らない。されるとしてもいつのDi2がそうなるのかもわからない。だがDi2の方向性としてはこんな感じに進化するのではないだろうか。