レビュー

Rapha




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カレブ・ユアンがイネオスと契約する可能性はあるのか?
2025年シーズンが本格的に始まろうとする中で最大の?謎といえば、本来ならばJayco-AlUlaに所属しているであろうカレブ・ユアン(Caleb Ewan)が、同チームの2025年選手リストにないことだ。
このへんの事情については「カレブ・ユアンが引退か移籍?2025Jayco AlUlaの選手リストに名前なし!」でも書いたとおり。
その記事でも紹介したが、ユアンは実はアスタナへの移籍が決まりかけていたようだが結果的にその話はなくなり、それとの関係で契約上の問題が生じて、今はどのチームとも契約のない宙ぶらりんの状態という可能性があるらしい。
そんな彼について、ゲラント・トーマスがツアー・ダウン・アンダー前の記者会見で言及した。曰く「うちにはスプリンターが欠けているからね」。
情報源:Geraint Thomas would welcome Caleb Ewan at Ineos – ‘We lack a sprinter’
ゲラント・トーマスはINEOS Grenadiersがカレブ・ユアンを獲得しようとしている事実を述べたわけでは決してないが、それでも、
“I know him well. He’s a good mate, and if he did come here, that would be great,”
訳「彼のことはよう知っとるし、いいプロトン仲間やで。もしうちに来てくれたらすばらしいね」
と語る。
実際INEOS Grenadiersは今年、ワールドチーム最大保有選手数30名のうち27名しか保有しておらず3人分の枠が空いている。また同チームはこれまでの中心選手・スタッフの多くが抜けて今年は新体制のもと生まれ変わった新チームのような状態で戦っていくことになる。
そして現実的には最高の舞台であるツール・ド・フランスで総合表彰台はかなり難しいと思われるので、ツールはステージ優勝狙いで目立つという戦略のほうが現実的だと思われる。ならば実績のあるカレブ・ユアンでツールのステージ優勝を狙うのもアリなのではないだろうか。
なおJayco-AlUlaもまだ1つだけ空席が残っており、そこにカレブ・ユアンが再びの契約し直しで収まる可能性もなくはないが、契約途中で他チームへ移籍しようとした選手、しかもLottoで問題を起こしてJaycoがわざわざ救いの手を差し伸べた形の選手なわけで、そんな彼にもう一度チャンスを与えようというのはよほどのお人好しでないと・・・・・・はたしてカレブ・ユアンの今後はどうなるのだろうか。