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Rapha



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UCIの評議会PCCが、グランツールのワイルドカード枠増加案とギア比制限のテスト実行案の2つを可決
これまでこのブログでも伝えてきたグランツールのワイルドカード枠を1つ増加させる案について、UCIの評議会の1つPCC(Pro Cycling Council)が賛成多数で可決した。またそれに加えて安全対策としてのギア比制限をテストすることについても同評議会は可決した。
情報源:Extra Tour de France wildcard invitations, test of gear restrictions approved by Pro Cycling Council
PCCはUCIのマネージメント委員会を構成するUCI内部の組織であり、同評議会の決定はマネージメント委員会へ回付され、同委員会で承認するか否か決議され、承認されることで正式に効果を生じるという仕組みになっている。
なおPCAの会長であるアダム・ハンセンもPCCのメンバーの一人だ。
これまで今年のジロ・デ・イタリアのワイルドカード枠についてはその発表が延期に延期を重ねられ、いまだに発表されていないと伝えてきた。その1つの理由がUCIがワイルドカード枠の増加を承認する可能性があるというものだ。この点についは以下の過去記事を見てほしい。
そして今回、UCIの評議会の1つであるPCCがツール・ド・フランスを含むグランツールのワイルドカード枠を1つ増加させ、グランツールではこれまでの全22チームから全23チームへ変更させる案、加えてギア比制限のテストを行う案の2つを賛成多数で可決したことでいよいよその可能性が高くなった。
上述のように、マネージメント委員会でこのPCCの決定が承認されれば正式に発効するわけだが、その承認は3/31に決議される予定になっている。
そこで今年のジロ・デ・イタリアのワイルドカード枠発表はその決議の結果を受けてからとなるので、4月中、特にあまり遅いとジロの準備に支障をきたすためできるだけ早い時期、つまり4月の第1週内になると🐷は予想する。
ただ上の過去記事でも書いてきたように、もし本当にグランツールの出場チーム数を増加させるならば、これまで安全対策として各チームを9人制から8人制にしたこと、そして昨今の安全推進施策との整合性が問われることになるだろう。