2025ジロ・デ・イタリアの第1~第3ステージのコースが発表。予定通りアルバニアスタートで確定
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来年度2025ジロ・デ・イタリアについては、今年の9月にそのグランデパールがヨーロッパの火薬庫ことバルカン半島のアルバニアだと発表されていた。
しかし、本来11月に開催される大会公式プレゼンテーションが延期。アルバニアとイタリアとの間における移民・難民問題についての政治的背景が原因ではないかと報道されたこともあり、アルバニアスタートが本当に実現できるのかどうか不透明だった。そんな中、大会プレゼンは来年1月13日に開催されることが確定していた。
そのように本当にアルバニアがグランデパールのままでいけるのかという懸念もあったが、ついに昨夜ジロ・デ・イタリア公式が、アルバニアスタートを再び明言し、そのコースを発表した。
目次
アルバニアから始まる2025ジロ・デ・イタリア
アルバニアスタートとなる最初の3日間は次のような概要となる。
Giro d'Italia 2025: Albania will host the Grande Partenza☝🏼
— Giro d'Italia (@giroditalia) December 23, 2024
Scroll to discover the first 3 stages of the Giro ⏭️
Giro d'Italia 2025: l'Albania ospiterà la Grande Partenza☝🏼
Scorri per scoprire le prime 3 tappe del Giro ⏭️#GirodItalia #GrandePartenza pic.twitter.com/zpwqTWK3M1
ステージ | 日時 | スタート〜ゴール | 距離 |
---|---|---|---|
第1ステージ | 5/9(金) | Durazzo (Durrës) ~ Tirana (Tiranë) | 164km(丘陵) |
第2ステージ | 5/10(土) | Tirana (Tiranë) – Tirana (Tiranë) | 13.7km(個人TT) |
第3ステージ | 5/11(日) | Valona (Vlorë) – Valona (Vlorë) | 160km(丘陵) |
それでは以下、第1~第3までのコースプロフィールを紹介しておく。
2025ジロ・デ・イタリア第1~第3ステージのコースと展望
2025ジロ第1ステージのコース:164km、丘陵
終盤の残り44km強は周回コースとなっていて1周22.2kmを2周する。中盤にも山があるが残り距離からしても大きな脅威や動きが出るとは思われない。やはり周回コースに入ったあとの2度の登りがポイントとなるだろう。
予想される展開は1回目の3級山岳でまず最初の動きが出て、2回目の登りで本気アタックというところか。
ポイントは登れるパンチャーたち以外に総合勢がどう動くか。総合勢が初日からタイムを削りに来るのならば、プロトン全体が高速化し、パンチャーたちも逃げ切れない可能性が出てくる。もちろんスプリンターのみなさんはサヨナラ、サヨナラだ。
2025ジロ第2ステージのコース:13.7km、個人TT
2日目は大会公式スポンサーとなったチューダー(Tudor)の名前が冠された個人TT。Tudor ITTだ。登りがあるためペース配分が難しくなる。そして登りがあれば下りもあるため、TTバイクでの下りとコーナーリングに長けた選手が有利だろうか。そして雨になれば下りの危険度が一気に増すため天候も大きな問題となるだろう。
ただ、さほど大きな登りではないため下りが得意でも大きなタイムを稼げるわけではないだろう。そのためあえて下りを攻めて危険を冒す必要は薄いか。
2025ジロ第3ステージのコース:160km、丘陵
3日目は大きめの山が終盤に登場するがそれも2級が1つのため、山岳ステージではなく丘陵ステージ扱いとなっている。
たとえその2級山岳を越えてもゴールまで40kmあるわけで単独で逃げ切るのは難しいのではないか。そのためステージ優勝を狙うには少数の集団を形成してローテーションしながらゴール前で行きたいが、スプリント力のある選手とはいっしょに行きたくないところ。いっしょに逃げるメンバーのチョイスと駆け引きが勝負の鍵となるか。
スプリンターはたぶんこの2級で大きく遅れるだろう。ただ、登れるスプリンターならなんとかなるかもしれない。