2017ジロ・デ・イタリア第8ステージのレビュー・感想。
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Giro d’Italia公式Twitterより |
昨日はわりとまったりしたポタリングムードなステージやったけど、今日はうって変わってハラハラドキドキ。
(1)2017ジロ・デ・イタリア第8ステージのレビュー・感想。
今回のステージはいろいろ動きがあっておもしろかったわ。見ててドキドキの展開。まぁ総合争いをする総合勢の順位については特にどうこうはなかったんやけどな。
さて、レースが動いたのはゴールまで残り15㎞をきったあたりやろか。
先頭の逃げ集団と総合勢がひしめくプロトンの2つに分裂してた。差はその時点で3分とかやったかな。この時点で逃げ切りあるかもな~という雰囲気はあった。その逃げ集団には、本来はアスタナでエースを張る予定だったスカルポーニを悲劇の事故で失った、チームメイトのルイス・レオン・サンチェス(LLS)がおった。
ワシはこのLLSが好きなんや。下りの名手でもあり、逃げの集団内部での駆け引きが非常に上手い選手。過去のツール・ド・フランスでも、毛蟹ジャージ時代だったころ、キレッキレの下りで独走して優勝したり、疲れたフリして見事周囲を出し抜き最後に優勝をかっさらったりしたのが思い出される。
で、残り15㎞をきったあたりの登りで逃げ集団の中からLLSがアタック、それについていったのがヴィスコンティ(バーレーン・メリダ)、コンティ(UAE)、イザギレ(モビ☆スタ)。合計4名。LLSが積極的に前を引き、追走集団から逃げる展開。やがてその4名が完全に抜け出すことに成功。
LLS以外のヴィスコンティ、コンティ、イザギレの3人が小刻みにかわるがわるペースアップしたりする。そのたびにLLSは遅れるんやけど、結局おいつくというのを繰り返す。
「LLSもうアカンか」→「やっぱり三味線ひいとったか。ほんま勝負師やで」というのを何度か味わう視聴者。
一方、プロトンでは、チームSkyのランダがアタックして一人で抜け出す!チームSkyはダブルエース体制。もう一人のエース、ゲラント・トーマスはプロトンで待機。
Sky&ランダのこの奇襲に他チームは誰も反応できず。
しかし、マリアローザを着るユンゲルスを擁するクイックステップと、たぶん\ザッカリ~ン/を守るためにカチューシャが牽引し、結局そのランダと先頭からこぼれた選手たちを吸収。先頭で逃げる4人との差を詰めていく。
しかし、結局4名の逃げ切りが確定。
4人そろって残り1㎞を迎える登りのカーブを曲がって……まが……
下記動画より |
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
動画でどぞ。
Cyclisme – Giro 2017 : La chute de Conti dans… 投稿者 lequipe
ヴィスコンティじゃないほうのコンティがまさかの落車ァ!これによってヴィスコンティ、LLS、イザギレの3人による争いに。
イザギレが残り1㎞をきったあたりで一気にペースアップ。ヴィスコンティとLLSが追うも追いつけず、イザギレ独走勝利!
A win and a 3rd place for Spain in a Giro stage: it had happened for the last time in Aprica in 2015, with Landa and Contador #Giro100 pic.twitter.com/3foDDMayBV— Giro d’Italia (@giroditalia) 2017年5月13日
ワシは「LLSいけるで!」と思ったけど、演技じゃなく最後は脚がなかったみたいやな。
ヴィスコンティとLLSももうベテラン勢やし、そろそろ引退が見えてくる年齢(34歳と33歳)やし、その二人のうちどっちかに勝って欲しいという気持ちもあった。でもま、しゃーないな。
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(2)次の第9ステージのコース。ついに山頂フィニッシュがくるで!
第9ステージのコースはこんな感じ。
上記動画より |
ついに今年のジロ最初の山頂ゴールが登場。BLOCKHAUSという名前の登りは、距離13㎞、平均斜度8.4%、最大斜度14%!こういう登りが登場するとついにジロが本格的に始まったな感があるやろ。
総合順位がいよいよ激動しそうな予感。ホラホラ見とけよ見とけよ~。
おまけ。アスタナが宿泊先のホテルへ向かおうとしたら…
Sometimes, a way to the hotel after stage is a real challenge…#Giro100 pic.twitter.com/SDGM7G0okV— Astana Proteam (@AstanaTeam) 2017年5月13日
(関連する過去記事とか、1つ前・後の記事は下のほうにあるで)