なぜ来年のCofidisとDirect Energieのワールドツアーへの昇格はプロコンに大打撃となるのか?

情報源:Cofidis and Total Direct Energie to become WorldTour teams in 2020, according to reports フランスのプロコンチネンタルチームであるCofidisとTotal Direct Energie。これら2つが、来年からワールドツアーへ昇格するとの報道がある。この結果、現在18チームのワールドツアーは20チームになる。 今年の最初のほうは、これら2チーム以外にもプロコンのArkéa-Samsic、Vital Concept、そしてIsrael Cycling Academyの3つがワールドツアー昇格を意図してたんやけど、アカンかったもよう。 さて、この2チームの昇格によってその他のプロコンチネンタルチームは相当なダメージを受ける。なぜか? 理由は簡単、グランツールでのワイルドカード枠が減るから。 これまでグランツールではそれぞれの地元のプロコンチームがだいたい4つぐらい毎年選ばれてきた。単純に、これが2つ減ることになる。 さらに、UCIによるプロチームシステムの改革によって、プロコンにおけるチームランキング1位と2位は優先的にワイルドカードとして招待しなければならない方針へと変わった。これはグランツール主催者に対する強制的義務ではないんやけど、それでも「十分に尊重するように」という感じ。 ただ、このへんの改革がロードレースを支えてる草の根運動的なプロコンチームの存在・運営にどんな影響を及ぼすのかはまだ不透明。もしこれがロードレースの国際化・拡大に悪影響を及ぼすのであれば、なんらかの見直しや対処は必要となるわけで。 さてどうなるやら。