【モータードーピング】UCIが隠しモーター対策を発表!最新鋭の秘密兵器を導入。
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UCIが昨日そのプレゼンにより、ロードレースにおけるモータードーピング対策を発表。
その鍵は、最新鋭のX線マシン。
UCI公式ページ:The UCI presents a robust action plan to combat technological fraud
目次
UCIのモータードーピング対策の概要
今回のUCIによるプレゼンでのキーポイントをいくつか簡単にご紹介。
①超最新鋭のX線撮影機材
まず直接的な対策として、熱源感知のサーモメーター、磁気を感知する磁気メーター、そして最新鋭のX線撮影機材といった3種の神器を使って、隠しモーターを発見する。
このうち、最新のX線機材が最大の鍵。こんなやつ。
UCIによる紹介PV。
もちろん、環境とか健康に厳しい欧米やから、撮影者を放射線から守る仕組みも完備されとる。
②罰金などの制裁を強化し、経済的・心理的対策も。
上記のような科学的手法にあわせて、経済的・心理的な面の対策も強化する。すなわち、罰金の増額や出場停止期間の増加とかや。
具体的には、選手個人に対して2万~20万スイスフラン(約223万~2230万円)の罰金、そして6か月以上の出場停止処分という罰をご用意。
③すぐにも新対策をワールドツアーレースに対して展開
すでに今年のロードレースが始まり、3か月。今後大きなレースが目白おし。そこで、これらの新対策はすぐにも実施される予定。
まずはUCIのワールドツアーレースの半分で新対策を適用していき、やがて、その残り、そしてより小規模なレースへもじょじょに適用していく計画や。
④その他
他にもUCIは、フランスの French Alternative Energies and Atomic Energy Commission(原子力・代替エネルギー庁)と連携し、バイクからおかしな電気信号が発生してないかを調べる機材を開発・研究してて、それらも今後併用していくもよう。今すぐにではないけど。
また、だいぶ前の話になるけど、モータードーピングを科学的・技術的に検査する部署のえらいさんとして、元プロロードレーサーのジャン・クリストフ・ペローおじさんを招聘してた。
このペローおじさんは覚えてる人も多いやろうけど、もともとは工学で学位を持ってるガチの専門家・エンジニア。そして元自転車のプロ。せやから、うってつけの人材やね。
さて、今年のロードレースはどんな事件が発生するかな?