2018ジロ第10ステージ感想:強いわ。
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2018年ジロも約半分が終わった。今のところ、おまえらのジロ前予想はあたっとる?ワシについて言えば、全くの予想外の展開。
そしてこのステージも予想外のことが起きた。そう、チャベスの脱落や。
(1) チャベスのバッドデイとチーム戦略
いやーこれはホンマまさかのバッドデイやったね。イメージとしては休息日明けなら体の調子よさそうな感じするんやけど、実際は休息で1日あけるほうが逆に調子悪くなることもあるんやね。グランツールはこれがあるから難しい。まさか最初の山岳、それも1級でも超級でもない山岳で遅れるとは。
正直ワシは、ミッチェルトンスコットのイエーツ&チャベスのコンビが今後もしばらくは総合争いの主導権を握り続けると思ってたわ。でも、昨日でチャベスの総合争いは終わったね。
で、チーム戦略とすればダブルエースのほうが戦略の幅が広がるという見方も当然できる。切れるカードが2枚あるからね。せやけど、物事には光と影があるように必ず複数の「面」「次元」が存在する。ダブルエースのデメリットもある。もちろん今後イエーツだけがエースとなるわけやけど、その場合もメリット・デメリットはある。
ただ、結局のところダブルエースだろうがなんだろうが、グランツールでは前述のようなバッドデイは必ず起こるわけや。そのときはダブルエースのどちらかを切り捨てる冷酷・冷静な判断も必要となる。総合争いが最後までもつれればもつれるほどその判断は難しくなるわけやから、終盤に入るまえにその判断をできたのは不幸中の幸いという見方も可能や。
それに、チャベスとしては自身の総合争い終焉に落胆しとるやろうけど、チームの仕事としてはまだイエーツのアシスト、それに山岳賞ジャージ獲得という目標は残ってる。まだまだ戦いのモチベーションを捨てるわけにはいかへん。チームとしては総合争いとは無縁となったチャベスと自由に動かせるようになったわけで、その点ではイエーツのアシスト戦略に幅が出来たとも考えられるね。
(2) イエーツの強さ
それにしてもイエーツが強い。強すぎる。今回の第10ステージでは特に中間スプリントポイントでの走りが印象的やったね。
FDJのピノーとアシストという2名 vs イエーツという構図やったんやけど、FDJアシストがピノーを発射させても、冷静にイエーツはピノーの背後について、そして最後に加速してピノーを置き去りにした。強いわ。チャベスがバッドデイだったのとは対照的に、休息日明けでも体調は万全やね。登りスプリントやったわけやけど、フルームやデュムラン(大)よりも明らかに強いね。とにかく今日も1日中体が軽そうに見えた。かなり調子ええんやろね。
ただし、デュムラン(大)とのタイム差は41秒。フルームとは2分30秒。TT能力の差、これからあるであろうバッドデイ、そしてジロ最終決戦の舞台となる3連続超級山岳ステージ。これらの要素を考えると、イエーツは、デュムラン(大)&フルームに対して最低3分のリードが欲しいところやね。
フルーム本人は、自身の優勝の可能性はほぼ無いと発言しとるけど、展開次第ではまだまだわからんと思うけどね。
昨日のハイライト。
(今日のおまけ:ワシは普段使いの革トートバッグに、[オティアス] Otias トートバッグ ヌメカウレザーオイル加工仕上げ 05-00-05611 CM (CM)を買ったんやけど、これ底に補強板が入ってないから、底がたわむんでバッグ底部がちょっと”ダル~ン”となるんよ。だから、Amazonの段ボールをカッターナイフで適当に長方形に切って、それを2枚カバンの内部の底に敷いた。それだけでかなりキチっと底部の形が整って、水筒とかノートPCとか重いものをいれても底がダル~ンとならなくなった。かっこよくなったわ。Amazonの段ボールの活用法や。。Amazon:[オティアス] Otias トートバッグ ヌメカウレザーオイル加工仕上げ 05-00-05611 CM (CM)。ただ持ち手部分が細いのがマイナスやな。不安はないけど。)
(関連する過去記事とか、1つ前・後の記事は下のほうにあるで)