2018ツール・ド・フランス第7ステージ感想:勝負の綾はコーナーにあり
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第6ステージの感想で書いたように、第7ステージはゆるやか~な登りスプリント。斜度2~3%?ただしその前に重要なコーナーが2つあるレイアウト。
(1)感想と動画
個人的には、最後のカーブがキモやったんちゃうかなと。というのもそこまでは、わりと各チームがトレイン組めてたからね。その分めっちゃ混戦状態でガチガチの争いやったけど。
でも最後のカーブの前後で各チームのトレインが崩壊してもうた。そうなるとそれぞれのエーススプリンターが自力で先頭付近まであがる必要がある。しかもやや登り勾配やから余計疲れる。
そんな中でガビリアのクイックステップは、ガビリアとそのアシストという2名が最後まで生き残ってた。このへんはさすが。一方で、ロットNLユンボ、そして今日も途中までほぼ完ぺきなトレインのように思えたDimension Dataなど他チームは最後の時点で、アシストはゼロ。あと、ボーラもサガンとアシストの2名残ってたかな。
スプリントスタート!まずはクリストフが加速ゥ!その後方からフルーネウェーヘン!
クリストフが失速。フルーネウェーヘンとガビリアが先頭へ。それをカヴェンディッシュとサガンが追撃。
しかし、フルーネウェーヘンとガビリアだけが圧倒的な伸びで抜け出す!
サガンは追いつけず、カヴェンディッシュは途中で「あ、これアカンわ」と諦め。相変わらずキッテルはいない。途中までカチューシャがキッテルを引き上げてたのに、結局カチューシャは今日もキッテルにまともなトレインを提供することができずじまい。
このままいけば、今年のツールでカチューシャはゼロ勝で終わるんとちゃうか。総合とスプリントの二兎を追う者は一兎をも得ず的な。トニマルの無駄遣い。
カチューシャに、フルームやGやデュムランとかと競えるような総合力を持つ選手がいるなら別やけど、おらへんやろ。どう考えても、総合上位成績よりキッテルによるスプリント勝利を複数狙うほうがはるかに確率高いと思うんやけど。中途半端で失敗する典型例やね。今のところ。なぁなぁの中途半端が一時的に有効な場面も人生にはあるけど、基本的に中途半端はあんまりエエ結果にはならへんね。特に勝負の世界では。
グライペルとカヴェンディッシュはやはりもう歳なのか、ド☆平坦ならともかく、ちょっと登り勾配のスプリントだと若者が有利なのか?単にまだ本調子まで仕上がってきてないのか、はたまた勘が鈍ってるのか。
(2)第8ステージのコースプロフィール
第7ステージと違い、第8ステージのゴール前はほぼパーフェクト・ド・平坦。なので超純粋なスプリント勝負となるはず。ただしゴール前数キロは「コ」の字形でルート。つまり直角カーブが2回ある。最後の直角カーブでの位置取りが重要。
優勝予想は、キッテル!根拠は無し!
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(関連する過去記事とか、1つ前・後の記事は下のほうにあるで)