UCIの規則改訂によりチームSkyのTT用スキンスーツはルール違反!UCI規則改訂の内容は?
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時は遡り2017年のツール・ド・フランス。その第1ステージの個人TTでチームSkyが使用した、タイムトライアル用のスキンスーツが議論を呼んだことを覚えとるかな?
これ。
どうやらこれ、来年からアウトになるもよう。
情報源:Team Sky ‘vortex’ speed suit now illegal under latest UCI regulations
UCI規則の改訂とTT用スキンスーツ
He’s done it again !! @GianniMoscon sealed a comfortable victory to claim his second consecutive Italian national time trial title. Bravissimo !! 🇮🇹⏱️💪👊👏👏@teamsky#bodypaint4speedsuit
📷 @gettysport pic.twitter.com/bvVRuEEBKq— Castelli Cycling (@CastelliCycling) 2018年10月4日
①最新のTT用スーツの技術トレンド
上述2017年の時にチームSkyが着用してたスキンスーツには、上腕部にブツブツの小さな泡みたいな凹凸物がついてた。ウェア提供はCastelliやけど、エアロ効果の向上を謳ってたもの。空気の流れを整える感じの効果があるらしい。
↑のTwitterの画像をみてもらっても、腕にブツブツあるのがわかると思う。
で、結局このときUCIはセーフという判定を下したわけやけど、その後いろんなウェア会社がチームSkyのそれを真似して、同じような工夫をしたスキンスーツを作り出し、実際にプロチームが使用し始めた。
たとえば、MovistarはEnduraが提供するDrag2Zeroスーツを使用してるし、この前の世界選手権の個人TTではBioracerのスキンスーツをオランダ、ドイツ、そしてベルギーが使用してた。
これらの各社スキンスーツ(スピードスーツ)もチームSkyのスーツと同様に、2019年UCI規則の下ではアウトになるようや。
②改訂されたUCI規則の内容
改訂されたUCI規則のChapter Equipment ー Section 3にいろいろ書いてるんやけど、ポイントは以下の文。
Surface roughness modifications shall be limited to a profile difference of 1mm at most.
訳「記事表面を凸凹に加工するときは、その表面に発生する高低の変化は最大で1mm以内におさめなあかんぞ」
高さ1mm以上の凸凹をつくりだしたりしたらアウト!
こんなふうに明確に条件が決められてしまった。ウェア各社残念!
なお、情報源記事の取材によると、Castelliはこの件についてこう述べる。
“We’ve been working on a number of new speed suits that comply fully with the new regulations and are in fact faster than the 4.0 pimples suit. So, we’re actually quite happy.”
訳「今までずっとかなりの数の新しいTT用スキンスーツを開発しようとしてるわけよ、新しいUCI規則に適合するようにね。実際これまでのスーツよりも速いものが開発できてる。せやから別に(新しいUCI規則になっても)ワシらは全然OK。フフーン」
次はどんなしかけ・工夫が見られるのやら。
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(関連する過去記事とか、1つ前・後の記事は下のほうにあるで)
いろいろ厳しいですねぇ。今はオートバイ事情は知らないですが、その昔は革ツナギ着て走ってた部類なのですが、ツナギの背中にコブの形状の突起物があるのが主流で整流効果云々言うてたのを思い出します。それと似たような事なのでしょうか??
最初にやったのがskyじゃなかったら、また違う判定になってた気がしますε=( ̄。 ̄ )
昔のホンダを見てるようです( ̄O ̄)
オートバイでもそんなのがあったとは知らなかったブヒ。
F1でもちょっとボディに小さな羽根つけたらあーだこーだと言われ、Redbullやフェラーリの最新技術がどうこうといろいろあるブヒね。
科学技術と解析理論の進歩によってスポーツ業界全体でいたちごっこみたいな感じブヒね。