【驚愕の結果?】Continental GP5000は、クリンチャーとチューブレスではどちらが速いのか?
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みんな大好きコンチネンタル社が満を持して放つ新タイヤ、GP5000.万能タイヤの代名詞となった名作GP4000よりも全ての面で性能を向上させた期待の一品。
そして、以前にGP5000についてこんな記事を紹介した。GP4000とどれだけ性能がUPしてるのかについてや。
この過去記事ではGP4000 vs GP5000やったわけやけど、今回紹介する記事は、GP5000 クリンチャー vs GP5000 チューブレスというネタ。
情報源:Which is faster: Continental GP5000 tubeless or clincher?
目次
GP5000のクリンチャーとチューブレスではどちらの速いのか?
さて、今回のネタは上述の過去記事で書かなかった情報を新たに追加するものや。
その過去記事では、空力学の専門家集団AeroCoachによる実験が説明されてるんやけど、今回のネタも同じAeroCoachによる実験。
①復習:GP5000のエアロ性能について。風洞トンネル実験。
まず、風洞トンネル実験におけるエアロ性能について、おさらい。
上記過去記事では、GP5000の風洞トンネル実験における空力性能の高さについて紹介した。
簡単にまとめると、ヨー角が低いときはGP4000が一番エアロ性能がいい。しかし、ヨー角が増加していくと一気にその関係は逆転。
ヨー角が6度になるあたりで、GP5000のエアロ性能が一気に花開き、その芯の力が解き放たれる。GP4000をはるか後方(?)に置き去り、エアロ性能について首位へ躍り出る。
こうなるわけ。詳しくは過去記事とその情報源をみといてね。グラフあるしね。
②転がり抵抗について、クリンチャー vs チューブレス。
で、今回の本題ね。次に転がり抵抗の性能について。
実験で想定された条件は、時速45㎞で舗装の滑らかな平坦路を走るという条件。
この条件下で、転がるときの抵抗に打ち勝って進むためには何ワットのパワーが必要か?というデータを測定。その結果、次のようになった。
簡単にまとめると、こうなる。
- GP5000の23mmクリンチャーの場合、28.4ワット必要
- GP4000の23mm クリンチャーの場合、33.7ワット必要
- GP TTの場合、26.6ワット必要
- GP5000の25mmクリンチャーにラテックスチューブを使用した場合、27.2ワット必要
- GP5000の25mmチューブレスの場合、28.4ワット必要
よって、今回の実験においてGP5000の転がり抵抗についてはクリンチャーのほうが性能が高いと判明。
ただし、同じGP5000でも上記のように23mmクリンチャーと比べると、25mmチューブレスのほうが優秀。
また、25mmクリンチャーにはラテックスチューブを使ってる点も要注意。
なお、コンチネンタル社公式の見解では、チューブレスのほうが転がり抵抗が低いとなってる。
ま、ようするに条件次第で結果なんてコロコロ変わるってわけやね。
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(関連する過去記事とか、1つ前・後の記事は下のほうにあるで)
転がり抵抗は、基本的に平らなドラムの上を転がした時の抵抗であって、
実走とは違いますしね…
インピーダンスを考えるとエアプレッシャは低い方が良く、
低いプレッシャにできるのはチューブレスですね!
確かにクリンチャーでは難しい、TLのその特性は非常に魅力的ブヒね!