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去年あたりから続くQuick-Stepによるクラシックレースでの絶対的支配を見事破壊した先日のGent-Wevelgem。
優勝したのは Alexander Kristoffだったわけやけど、チームUAEとしては本来Fernando Gaviriaで勝負をするはずやった。
しかし、Gaviriaはレース前半から逃げ集団に乗ったせいで疲労が溜まってた。そのとき、こんな会話が実際に交わされていたもよう。
UAE監督「Gaviriaよ、イケるか?」
Gaviria「アカン、無理っぽい」
そこでチームとしてKristoffで勝負へ、という流れになった。
そのゴール前スプリントで、Gaviriaは目立たないけど実にスマートな方法で、Kristoffをアシストしていたことが判明。元トップスプリンターであるマキュアン会長ことRobbie McEwenが、Gaviriaのその動きを解説してる。それが以下のTweet。
.@Kristoff87 was incredible but also watch the clever @FndoGaviria who makes it his mission to move Viviani off Kristoff’s wheel then sit up – job done #teamwork pic.twitter.com/232DbTkn0j
— Robbie McEwen (@mcewenrobbie) 2019年3月31日
ちょっとわかりやすく、静止画で説明する。画像中に〇を3個つけた。黄色がKristoff、赤色がGaviria、そして青色がQuick StepのElia Vivianiや。
これがKristoffがスプリントを開始する直前のシーン。赤〇印のGaviriaと青〇印のVivianiの位置関係に着目してほしい。Vivianiの前は狭いけど、一人だけ通れるスペースが空いてるやろ?
それが次の瞬間にこうなる。
さっきまであったVivianiが通るためのスペースが一瞬で消滅した。これ、Gaviriaが右側にちょっとだけ走行ラインを変えてるんよ。Vivianiのスぺースを潰すために。
↑の□で囲った部分をみてほしい。完全にVivianiはスペースを潰されてしまって、ブロックされてる。もちろん、落車を誘発するような危険なブロックではなく、実に自然でスムーズ、そしてスマートなブロック。まさに妙技!
最終的には↑画像のように完全にVivianiは遅れてしまって、もうどうしようもなくなっていた。これにはレース後にVivianiも脱帽の感想を言うてた。
Gaviria、クールだぜ。