【2019フランドル】Mathieu van der Poel「あの瞬間、終わったと思った」。レース後の感想【Ronde van Vlaanderen】
Share your love
シクロクロス世界王者にして、この1年間圧倒的な力を誇示しシクロクロス界を支配し一強時代を創ったMathieu van der Poel。MVDP。今回初参戦したRonde van Vlaanderenでも、鮮烈にして強烈なイメージを視聴者に焼き付けた。バケモンやで。
そんなMVDPがレース後に語った言葉をご紹介。
“I had a really good day I think, otherwise you can’t come back in a crucial moment like that,”
訳「今日はほんまにめっちゃ調子よかったと思う。そうでなければ、あの致命的な落車から集団復帰はできひんかったやろね」
I think on that moment I had the feeling I already lost the race
訳「振り返ると、あの落車の瞬間、すでにレースは終わってしもうたと感じてたわ」
その落車の原因については、パヴェにホイールを打ち付けたことでホイールが壊れてしまったこと。そのときMVDPにはその衝突を避けるためのスペースがなくて、どうしようもなかったとのこと。しかし、たいした怪我もせず、そしてさほど時間もかからずリスタートできたのは、「めちゃくちゃ幸運やった」と語る。
“I didn’t even know that Bettiol was gone so… I wasn’t sure,”
訳「Bettiolがそんなに先行していったとは知らんかったんよ。そのとき状況がよくわかってなかった」
“I heard the team car saying the gap was 30 seconds, but I didn’t know if it was in front or our group to the following group, but I’m most impressed by second time Kwaremont when I was chasing to get back. I never heard the crowd like this before.”
訳「チームカーから30秒差ついとると聞いたけど、それが先頭との差なのか、ワシのいる集団と後続集団との差なのかわからんかった。でも、2度目のOude kwaremontはめちゃくちゃ感動したんよ、集団復帰しようとしてるときやったけど。あんなに多くの観客の声援なんてこれまで経験したことなかったからね」
詰めかけた観客たちの声援も、MVDPの激走を後押ししたようやね。さすがにシクロとロードではやはり大会の規模、観客数が違うからね。ましてはロンド・ファン・フランデレンはモニュメントの1つにしてクラシックの王様やからね。
最後にMVDPは、「もう一度ここに戻ってきて、そして勝利のガッツポーズをきめたい」と語る。