【2019ジロ】第16ステージの感想。恐怖の下りとTrekのダイアモンドの輝き
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いやー昨夜は凄かったブヒね。今大会最難関の山岳Mortiroloの激闘が熱かったブヒね。というわけで、感想をチョロチョロっと。
激坂でVincenzo Nibaliの攻撃スタート。Primož Rogličが……
まずMortiroloの序盤~中盤の最大勾配区間のあたりで、Vincenzo Nibaliがアタック!
差を広げるッ!圧倒的ッ・・・圧倒的ッ攻撃力ッ!
チームCCCもVincenzo Nibaliをサポート!チームCCCからボトルを受取るNibali。
Nibali「いつか借りは返すぜ!」
と言ったかもしれない。
Vincenzo Nibaliのトレードマーク、鮫の絵!可愛い。
一方、Nibaliの後ろでは、Movistar勢が集団の先頭。
↑は、Richard Carapazが、Primož Rogličの様子をチラっと確認してる画像。そしてこの後・・・・・・
Movistar&Astana「うおおおおおお!」
加速!
Primož Rogličはどうした???
アーッ!Rogličついていけない!
観客も落車ァァ!
山頂は雨と霧!何も見えねぇよ、馬鹿野郎!
Trekスタッフ「ほれ、レインウェアや!」
Giulio Ciccone「おーきに!」
しかし、このすぐ後、Cicconeはレインウェアを着ることもなく道路へ投げ捨てる!
Ciccone「うまく着られへんやんけ!馬鹿野郎!」
Giulio Ciccone「わぁい!新聞!Ciccone、新聞大好き!」
Nibaliたちも山頂へ!そしてその山頂かーらーのー……
雨中のダウンヒル!怖い!
怖えええええええええ!
ワシ&おまえら「ナンマンダブ、ナンマンダブ……何も起こりませんようにアーメン」
さて、あとは割愛。この後は記事一番下のハイライト動画でどぞ。
ところで昨日は、今日のこのステージに向けたチームの作戦・考え方を紹介した記事を書いた。
Mitchelton-Scottの作戦は上手いこといかへんかったわけやけど、NibaliとMovistarはしてやったりやろね。まさに、「計画通り(ニチャァ・・・)」という感じやろか。
Trekの光輝くダイアモンド、Giulio Ciccone
#Giro 102: Behind the wheels Stage 16: https://t.co/sWjeXODoJH #Giro 102: Dentro la corsa Tappa 16: https://t.co/sWjeXODoJH pic.twitter.com/Mkja30BPkH
— Giro d’Italia (@giroditalia) 2019年5月28日
大方の予想通り、そして主催者の思惑通りに今大会を象徴する最難関山岳の1つで激闘が繰り広げられたわけやけど、その中で、ワシが最も感銘を受けたのが、TrekのGiulio Ciccone。
まさに山岳王の名前にふさわしい走りと強さを見せた。同世代の天才スーパークライマーとしては、チームIneosのベルナルとソーサがいるわけやけど、Cicconeも決してひけを取らない。それどころか、同世代最強のクライマーやろと思えるほどの強い走り!
去年まではプロコンで走ってて、去年のジロでも連日のようにアタックと逃げを敢行してて印象に強く残ってた選手やけど、まさかワールドツアーチームへ移籍直後に、これほどの大活躍をするとはねぇ。もってますねぇ!
#Giro S16
— Trek-Segafredo (@TrekSegafredo) 2019年5月28日
🍾 🥂 pic.twitter.com/wHoEd2kf5A
正直、カンチェラーラとコンタドール引退後のTrekには、「勝利」のイメージが全くなかった。John Degenkolbの復活とかはあったけど、なんつーか、華やかさというか、スター性というか、そういうのに乏しいように感じてた。ぶっちゃけ、「未来がない」チームやと思ってた。
でも、このGiulio Cicconeのおかげで、チームに明るい未来が見えたね。TrekはよくCicconeを獲得したわ。その点だけは有能と言わざるを得ない。ほんま大成功やで。
Feeing Blue @giuliocicco1? #Giro 👊🏼💙 pic.twitter.com/95yJ3iENW4
— Trek-Segafredo (@TrekSegafredo) 2019年5月28日
確実にTrekどころか、ロードレース界の総合エースとして君臨できる才能の持ち主。Trekは大事に、そしてしっかりと育てなアカンで。そうしないと、Ineosに取られるで。
Trekの輝くダイアモンド、Giulio Ciccone。今後も要チェックや!願わくば、来年のツールで、チームIneos軍団との対決を見てみたいものやね。