GoodyearからレーシングタイヤEagle F1とF1 SuperSportが発表
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F1やモータースポーツの世界でおなじみのタイヤメーカーといえばGoodyear。日本人でも好きな人は多いはず。そして、同社は2018年にロードバイクやMTBのタイヤ市場にも参入した。
そして今、同社の新タイヤとしてF1の名を冠する高性能レーシングタイヤEagle F1とEagle F1 SuperSportが発表された。
目次
Eagle F1とEagle F1 SuperSportの概要
まずは製品PVをどぞ。
Eagle F1の名を冠する意味
今回のタイヤにつけられているEagle F1という名称は、モータースポーツファンや自動車オタクにはお馴染み。その業界において同社の最高峰レーシングタイヤに代々冠されてきた名称やから。
それが付与された今回のロードバイク用タイヤなのだから、期待は高まる。
グラフェンとシリカ
新タイヤのEagle F1とEagle F1 SuperSportには、現在最も話題になっている次世代素材グラフェンとシリカ(二酸化ケイ素)が使われている。
これらの新素材で作られたタイヤは路面がウエットであろうとドライであろうとその両方で高性能なグリップ力を発揮する。同時に、転がり抵抗も低く速いという性能をも持つ。まさに次世代タイヤ。
Vittoriaもグラフェンタイヤを大々的に導入、販売してる。ワシも使ってたけど、なかなか良かった。今はHutchinsonのFusionシリーズ使ってるけど。
通常のF1シリーズとの違い
Eagle F1ではなく、「ただのF1」シリーズはGoodyearがロードバイクタイヤ市場に参入して以来ラインナップされている。では、その通常のF1シリーズとは何が違うのか?
大きな違いが2つある。それは、表面処理と内部構造。
表面処理については、Eagle F1とEagle F1 SuperSportにはタイヤ表面についた水滴・水分を取り除くデザイン(処理)がなされている。より滑りにくいタイヤになっているということやね。
次に内部構造については、これまでのただのF1シリーズはチューブレスレディ対応やった。そのため若干ゴムが分厚めで、それゆえに耐久力があり、いろんな状況で多目的に使える万能型タイヤだった。
しかしEagle F1とEagle F1 SuperSportは余計なゴムを減らし、レーシングタイヤへと特化させた。そして、チューブレス互換ではなくなった。
タイヤの対応リム幅はF1シリーズは19mm、しかしEagle F1とEagle F1 SuperSportは17mm。つまりタイヤ自体が少し軽くなる。ちょっと細身になったからね。
なお、Eagle F1とEagle F1 SuperSportとの違いは転がり抵抗の差。SuperSportのほうがより転がり抵抗が低い設計(センターがスリック)になっている。
製品ラインナップと重量など
重量などは以下の画像を見ておくれやす。
ご覧のように全てクリンチャー。23C~32Cまでの幅広いランナップ。ただしSuperSportは23c~28cまで。一番軽いのはEagle F1 SuperSportの700x25cで190g。
価格・販売時期
アメリカでの価格は$60-65(約6500~7000円)。販売時期は2020年の第1四半期。当然、日本での販売は不明。
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