なぜ2020年に新デュラエースは販売されないのか。理由を妄想する。
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過日に、「新デュラエースなど2020年に登場するであろう注目製品」という記事を書いたのを覚えてるかな?
で、実はこの記事にコメントをもらったブヒ。それがこちら。
名も無きローディー 2019年10月26日 at 3:06 PM Edit返信
今年7月頃にあったシマノの発表会で新型デュラエースは2020年に発売しないとシマノ社員が大々的に言ってましたよ。
ファッ!?
現行のデュラエースR9100シリーズが発表されたのが2016年。3年前。そして実際に2016年中にデリバリーが開始されていた。
シマノ4年の法則を考えると、来年2020年に新型デュラが出て販売開始されるはず・・・・・みんなそう思ってた。しかしこのような発言があったとのこと。
・西暦2020年中
・2020「年度」
なのかで意味は多少変わってくると思われる。また、
・発売はしない
との発言からは、「発表だけはする」という可能性も解釈できる。
目次
(1) 発表そのものは春?秋?
仮に予想どおりに発表さるとして、これまで通り6月なのか?それとも五輪後の秋ごろなのか?
春?
例年、新デュラの「発表」は6月。
そこで新型デュラが搭載されるのは2021年モデルの完成車となる可能性が高いものの、近年は各社新年度モデルの発表がやたら早くて、夏前には発表されてたりする。
しかし、そんな早い時期(ツール前、そしてなんといっても五輪前)に発表される完成車に載せるか?もしそうなら、発表はそれ以前になるはずで、だったら2020年内に販売できるんじゃないの?とも思う。これまでは実際にそうやったんやし。
いや秋?
もし2021年に市販開始ならば、五輪後の秋ごろに発表か?と思える。
となると、新デュラが搭載されるであろう2021年モデルは秋以降に発表されるモデルに限られるか。逆にいえば、夏前に発表されなかったブランドやモデルに新デュラが載ると予想できる。
ただ、秋にごろに発表するとしてもそれ以前にプロトン内で実際にテストする必要はあるやろう。しかし秋だとテストするレースが限られてそう。ブエルタならなんとか?でも過酷な石畳などクラシックでのデータも欲しいやろうし。うーん。
秋だとしてもなぜ秋なのか。
(2) なぜ販売も発表も遅らせるのか?理由を妄想。
これまでは6月発表。11月頃に一般向けデリバリー開始となっていたのに、なぜ2012年(9000系)や2016年(9100系)と違うようにするのか?
もし2021年販売開始とするならば、なぜ今回だけ一般向け販売を遅らせるのか?また、仮に「発表」が秋だとすれば、なぜそもそも発表を秋にずらすのか?
母国での五輪だから?
五輪イヤーという意味ではこれまでと同じ。ただ違う点はそれが母国である日本開催だという点。
でも、ただそれだけの理由で販売をこれまでより遅らせる?企業が慣例を破る?
サラリーマンならわかるやろうけど、組織・企業の慣例やしきたりというのは非常に強固なもの。それを破るのは並大抵の努力では無理。圧倒的根回しや会社の内外(取引先ふくめて)の味方づくりも必要。
母国開催というだけで、販売開始や発表を遅らせるのか?
いきなり社長のものわかりがよくなった?
いやいや。その社長中身入れ替わっとるで。もとの社長どこいったんや!
本社火災が影響?
一番現実的にあり得そうなのがこれ。2018年3月26日、堺本社工場で火災が発生。自転車部品や釣具に使われる表面処理のアルマイト工程を手掛けていた表面処理工程で火災が起こった。
デュラエースは基本、本社工場での製造のはず。たとえ表面処理工場だけの火災であっても、その部分的なスケジュールの狂いが、全ての製造スケジュールに影響を及ぼすはず。さらに、安全対策の強化として新しい設備などが備え付けられたかもしれない。1年以上前の火災とはいえ、なんらかの影響があってもおかしくはない。
トランプリスクと米国メーカーの意向?
来年の世界最大のイベントといえば、新デュラ登場なんかよりもはるかに大きなものがある。下手したらオリンピックよりも世界への影響が大きいイベントがある。
それはアメリカの大統領選。来年の11月3日に予定されている。
そして米国といえば、トランプ大統領の存在自体がリスクとも言えるようなニュースが世界を賑わしてやまない。おかげで退屈はしないけど。特に中国との貿易戦争。新しい冷戦が勃発中。
そんな海外取引で影響を受けるのが、アメリカのグローバル企業。自転車でいうと特にSpecializedとTrek。
米国が落ち着くまで待ってくれとの嘆願を受けた??あるいはTPP破棄と二国間協定の影響か?
うーん・・・ないな。屁理屈がすぎる。これなら社長の中身入れ替わり説のほうがマシやな。うん。
ディスクブレーキが関係?
最近は各社のハイエンドバイクがディスクブレーキ搭載バイクだけになりつつある。おそらく2021年モデルではさらに増加すると予想される。
つまりリムブレーキの売上が減る。そしてデュラエースは最高のレーシングアイテム。ガチレースの世界でディスクブレーキが最先端として普及するならば、その流れに合わせ、旧世代の技術は切り捨てるのもまた戦闘用機材の宿命でもあり、役割りでもあると考えられる。
そんな最新のディスクブレーキへの対応(開発・製造)を強化するための時間が必要になった?
でも新デュラでリムブレ―キがなくなるとかあり得ないやろうし、リム版もこれまで通りの販売数になるんちゃうかな。
UCIのプロチーム制度の改革と関係?
これまで書いてきたように、UCIのプロチーム制度が来年からゴロっと変わる。賛否両論・・・と言いたいけど、「否」しかないような気もする。
ひょっとしたらこういったチーム側の事情を受けて、デュラを提供・供給する契約内容や、チームへのサポート体制も変化があって、それにまず100%対応するのを最優先にするため、市販を遅らせたのかも?
タイトルどおりブタの妄想で別になんの根拠もないし、他にもいろいろ御託は並べられるけど、くだらん妄言をごちゃごちゃ長く書くのもアレやし、このへんで。
なんでなんやろね。
【関連記事】
・フレームの最新技術トレンド「ドロップシートステー」について
・ 新デュラエースなど2020年に登場するであろう注目製品
リアエンド幅が変わるレベルで現行製品との互換性がないから…とか?
東京五輪の年にそこまで過激な設計変更をしたくなくて~みたいな。でも普通に考えるなら、6月ごろ発表してプロのバイクに搭載させればめっちゃ宣伝になりますけどね。
なるほどギアのさらなる多段化とリアエンド幅の拡大傾向というのもあるブヒね。
ひとまず最大の注目点は、プロトタイプの試作品をどの段階でプロが使いだすのかブヒね。
自転車屋では、シマノの開発リソースが電動アシストとディスクブレーキに集中しているためと聞きました。。
なるほど、やはり最近の世界中の売れ筋商品の電動アシストの需要は相当なレベルということブヒね。
ディスクはロードバイクだけでなく、これまた流行のグラベルバイクが全部ディスクだけにいきなり需要が増えてるだろうブヒね。
オリンピックではその開催年の初めに売っている機材しか使えないから、オリンピック理由は無いのでは? ただ関連としてシーズン途中で使うチームがあったときに、オリンピック出場選手は現行機材に戻すとか混乱を避けるという見方はあるかも。
wiki見て気づいたのですが、21年はシマノさん100周年なんですね。それかな?
コメントあざっす!
シマノ100周年がくるとは全く知らなかったブヒ。もっと若い企業と思ってたブヒね。せいぜい70年ぐらいかとばかり。