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革命的?カンパニョーロの新コンポ(スプロケカセット)

Campagnoloの新コンポ?新方式のスプロケットカセットと、SRAMやShimanoの特許情報

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情報源:Patent Patrol: Shimano, SRAM, & Campagnolo all file major drivetrain updates

今回はSRAM、Shimano、そしてCampagnoloの3社から申請されているドライブトレイン関連の新特許の話。特にこの記事ではCampagnoloのそれに焦点をあてることにする。



目次



SRAMとShimanoの新特許


Campagnoloの新特許




SRAMとShimanoの新特許



まずはSRAMとShimanoの特許に簡単に軽く触れておく。

SRAM



情報源では、SRAMの新特許はスプロケカセットの歯の形状・設計・加工についてのものが紹介されている。

参考:SRAM 特許、Pinion arrangement with switching aids for outboard switching

SRAM特許
SRAM特許 上記参考ページより



それはスプロケカセットの歯の一枚一枚に、微妙な削りを入れることで、変速性能を上げるためのもの。その削り方が新特許として申請されている。これが実際に製品化されれば、リアの変速性能が向上するやろね。

でもリアの変速性能なんて別にどこのメーカーでもあんまり問題なくて、実際はフロント側の変速性能に差があって問題となることが多い。やっぱりShimanoが圧倒的に高性能。でも、電動コンポならフロントもあんまり変わらない?フィーリングの違いぐらい?いまだに10速時代の旧105なワシにはわからない。

Shimano



シマノの新型内装変速システム特許
下記PDFファイルより シマノの新型内装変速システム特許



我らがShimano様の新特許は内装変速システム全体について。内装変速機構を、ボトムブラケットに設置するという新システム。特許の内容は多岐かつ大量なのでテキトーに各自見ておいてほしい。

参考(PDF直リン):Shimano 新型内装変速特許内容ファイル(もちろん英語)

Campagnoloの新特許



Campagnoloの特許
Campagnoloの特許 下記PDFファイルより



参考(PDF直リン):Campagnoloの特許ファイル

さて、ワシが一番注目したいのがこのCampagnoloの特許情報。リアのカセットに関するもの。

注目点は以下の3つ。

・歯が10枚の最小スプロケが登場
・スプロケットの新しい固定方法
・スプロケット全体が一体成型


以下順番に簡単に概要を説明。

10Tのギア



まず10Tの最小スプロケの登場という点。これは実際の次の画像を見て歯の数を数えてほしい。クリックで拡大できるはず。

Campagnoloの特許情報から、10Tのカセット
Campagnoloの特許情報



たぶん10Tってのはロード用のスプロケカセットでは最小やと思う。ShimanoもSRAMも、そしてCampagnoloも11Tが最小だったと思う・・・いやSRAMはすでに10TをXDRとともに発表してたね。大手三社のロード用としてはSRAMと並び最小。

コメント欄での情報によると、上記大手三社以外のブランドではロード用9Tも販売されているもよう。たとえば3Tが販売してる。

それをCampagnoloが特許として描いているということは、今後のさらなる多段化への布石ということか?

スプロケカセットの固定方法が変更?



Campagnoloの特許情報から、10Tのカセット
Campagnoloの特許情報



次にカセットの固定方法。これまでは大手3社ともロックリング式。しかし、今回のCampagnolo特許では、ロックリング式からスレッド式へ変更する可能性が示唆されている。ロックリングが描かれていない。

これは、上述の10Tの設置方法と密接に関連している。

というのも、Campagnoloはこの新特許で、さらなる多段化をこれまでよりも柔軟に行える方式を提案しているから。すなわち、現在使用してるバイクのギア枚数を増やす場合、特殊なアタッチメント(設置用部品)を使用して追加ギアを増やせるような方式を提案してる。

上のFig.7のパーツをみてほしい。今までこんなパーツは存在してなかったはず。また、同Fig.9の15なども見てほしい。

ワシは機材とか工学とかに全然詳しくないからよくわからんけど、これによってチェーンラインとギアの位置関係を上手いこと調整できるらしい。で、それはCampagnoloから10T以下の9Tとか8Tとかの登場をも可能とさせるかもしれない。そんな未来を暗示させる。

スプロケットカセット全体そのものを一体成型で?



これは新特許の内容として正式に書かれているわけじゃないけど、Campagnoloの目指す理想としては、カセットの全体そのものを一体成型するのが良いとのこと。

いくつもの複数のギアを組み合わせるよりも、一体成型のほうが強度も上がるし、軽量化もしやすいから。

というわけで、ひょっとしたら将来は複数のギアを組み合わせる方式ではなく、たとえば8Tー30Tという一体成型されたカセットそのものが販売され、ユーザーはコースに応じてカセット全体をゴソっと交換するようになるのかもね。何「枚」ものギアを買うのではなく、あらかじめレイシオごとに作られたカセット全体を何「個」も買うようになるのかも。

これが3つの注目点全てが、将来のさらなる多段化への布石と考えられる。

一体どこまでやれば気がすむのか。リア20速とかなるの??でもそうなったらもう、ドライブトレインのシステムそのものが劇的に根本的に変わるか、上述のShimanoのギアボックス?のような内装変速になってるんちゃうかな。

ま、そのへんの進化を妨害してるのもある意味UCIなわけやけどね。ま、ルールは必要やし、しゃーないといえばしゃーない。でもルールによってF1も駄目になったしね。そのスポーツを生かすも殺すもルール次第。

Wiggleでブラックフライデーセール開催中。スプロケも売ってるよ。






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2 comentarii

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