ロハン・デニスがツールでのリタイアを語る
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情報源:Rohan Dennis talks 2019 Tour de France and Ineos signing
今年のツール・ド・フランスの個人TTステージを前に突然リタイアしロハン・デニス。その後は世界選手権まで一切レースには出なかった。それがまた数々の疑念を世間に抱かせた。
そして世界選手権。その直前にはTeam Bahrain Meridaとの契約は解消されていたため、メリダのバイクではなく、真っ黒なロゴを消したBMCのバイクで参戦。個人TTで2年連続で王者に輝いた。その当時のゴタゴタや喧噪はこれまでも記事にしてきた。
そんなデニスが、新しくチームメイトとなったゲラント・トーマスとルーク・ロウがやっているPodcastに登場し、今年を振り返るコメントをしている。その中で、あのツールのリタイアについてこんなことを語っている。
In the end it wasn’t good for me to be there for my family.
訳「結局は、自分がツールにいないほうがよかったんよ。それが家族のために必要やった」
“I was struggling mentally and in the end it was affecting home life and it was only going to get worse so I decide what’s best for my family and jogged on.”
訳「精神的にかなり追い込まれてて、とうとう家庭内の生活にも悪影響があったし、ただただ状況は悪化していくだけやった。それで家族のために何がベストかかを考え、そして実行したわけ」
そんな精神状態になった原因・理由、そしてどんな風に家族に対して悪影響があったのかは語られてないけど、それ以外のコメントからすると、やはり今年は肉体的には去年よりデータが良かったのに、結果が出せていなかったというのがありそう。勝利こそが最高の薬やとはよく言うしね。
ちなみにチームIneosと契約した理由は、細部にまで注意を払ってくれるからとのこと。このへんはTTスペシャリストとしてちょっとした違和感すら許せない性質というか性格が現れてるんかな?
そして来年は、アワーレコードに再挑戦(最初は2015年)したいと言う。時期は東京五輪後を考えているもよう。しかし、これは今ままで述べてた通り。過去に記事にした。
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