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技術力の進展とともにロードバイクの多段化が進み、チェーンもより薄くなってきた。そして、ロードバイク乗りにとって最も忌避したいイベントの1つがチェーンの破断。また単にチェーンが伸びたというだけでも、変速にダルさが生まれたり、チェーンの脱落が増えたりと不快感を覚えることになる。
そんなチェーンについて、大手海外自転車メディアVelonewsがある実験を紹介している。その実験とは、各社の11速チェーンの耐久度を計測する実験。どんな結果となったか?
情報源:We went to Germany to test the most popular bicycle chains. Here’s what we found:
まず今回の実験の対象となったのは11速のチェーン。12速チェーンは含まれない。11速のみ。使われた製品は以下の13製品。
そして実験方法は、この画像のように自転車のドライブトレインを模したマシンにチェーンをセットし、ロードバイクの走行状態と同じようにチェーンを動かし続け、どのぐらいの時間がたてば1%のチェーンの伸びが生まれるかを計測した。なお全てのチェーンの計測が終わるまで80日かかった。
設定は、フロントギア52T、リアが17T、フロントギアを毎分90回転、チェーンステーは400mm設定(通常のロードバイクの52Tx17Tの場合と同じ)。
チェーンにかける負荷は、体重70㎏の標準的な(外人さん基準)乗り手が、重量8㎏のバイクに乗って、斜度8%の坂を時速13㎞で毎分90回転で登るという条件を再現したような負荷。わりととんでもない条件やな(震え声)。
情報源記事にはもうちょっと細かい条件設定がいろいろ書かれているから、科学的厳密性が好きな人は読んでみてくらはい。さて結果をサクっとご紹介。
サクっと結果が書かれた画像を紹介する。
どうかな?ちょっと見にくいかな?順位を書きだすと、次のようになる。製品名の前の1~13は今回順位をそのまま表す。
よって、優勝はConnex 11sX!これが一番耐久度の高い11速チェーンという結果になった。1%の伸びが生まれるまでの時間が最も長くかかった。一番伸びにくいチェーンと言える。今回の実験では。あくまで1%のチェーンの伸びという点だけの耐久性(?)についての結果ね。
ただ耐久性だけでなく、気になるのはやはり値段。そこで耐久性と値段との関係を示した画像も情報源記事では掲載されている。いわばコストパフォーマンスの結果の画像。その画像も興味があれば見ておいてもらいたい。ただし、その画像の「価格」情報は海外Amazonでの価格に基づくものであって、日本市場向けの価格とは異なるので注意。
また、情報源記事にはチェーンメーカー各社の見解も掲載されている。そのへんも興味があればどぞ。