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サウジツアー第3ステージでは、マーク・カヴェンディッシュ率いるバーレーン・マクラーレンが見事今季初勝利を挙げた。
スプリンターのためのステージで実際に勝利のゴールに飛び込んだのは、フィル・バウハウス(Phil Bauhaus)だったが、その勝利を影で演出したのはエースであるマーク・カヴェンディッシュのナイスな作戦。
一体カヴェンディッシュはどんな作戦を土壇場でとっさに実行したのか?さっそくそのゴール前の動画をみていただきたい。
まずゴール手前(約1㎞ぐらいか)には最後のちょっとした登りがある。すでにその時点でチームバーレーンのトレインが集団を支配し、前から3番目にエースのカヴェンディッシュという万全の構え。そしてゴール前の500m。そこで最後のリードアウト要員のフィル・バウハウスがカヴェンディッシュをつれて先頭に。
しかし、そこで本来エースとなるカヴェンディッシュがバウハウスの後輪につかずにあえて集団に残り、バウハウスを1人特攻させる作戦に出た。
カヴェンディッシュをマークしてたライバルたちがカヴェンディッシュに注意を払ってる間に、バウハウスが最後の力をふりしぼって加速。集団との間に差が生まれた。
ゴールまで残り200m。誰もバウハウスのスリップストリームに入れなかったため、追い上げるのがかなり困難な状況になった。そしてバウハウスがそのままゴールイン。やったぜ。バーレーン初勝利となった。
バウハウスがゴールする直前にすでにカヴェンディッシュは勝利を確信し、両手をあげて「やったぜ!」のポーズをして、喜びを表現しているのが実に彼らしい。
チームとしては当初の作戦はエースであるカヴェンディッシュで勝利を狙うものだった。しかし、ゴール前の数百メートルという場面で、カヴェンディッシュが咄嗟の機転をきかせた見事な判断。ラスト500mでカヴェンディッシュがバウハウスに対して「Go!」との指令を出したとのこと。
ゴール前スプリントで無敵を誇り、ゴール前を知り尽くしている男による絶妙な判断。そして本人は勝てなくともしっかりとチームメイトとチームの勝利に貢献して成功を祝う精神。今も昔も変わらないカヴェンディッシュがそこにいる。
これは有能カヴェンディッシュ
あとは落車せずにいてくれたら…
>>あとは落車せずに
ほんとそれにつきるブヒね。とにかく怪我なく病気なくツールに入ってくれれば・・