2021年モデル?LapierreのAircode第三世代か。2020年モデルとの違いは?
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ベルギーのクラシック戦線が開幕した。
すでにその一戦目と二戦目の オムループ・ヘット・ニュースブラッド(Omloop Het Nieuwsblad)と、クールネ~ブリュッセル~クールネ(kuurne-Bruxelles-Kuurne)が終わり、それぞれトレックセガフレードのジャスパー・ストゥイヴェン(Jasper Stuyven)と、クイックステップ(Deceuninck-QuickStep)カスパー・アスグリーン(Kasper Asgreen)が優勝した。
カンチェラーラがいなくなったトレックは近年には珍しい幸先良いスタート。今年は期待してもいいのか?
さて、そんなベルギーのクラシック戦線は新機材・新バイクの展示会でもある。そこでひときわメディアの注目をさらったのが、おそらく2021年モデルとして4月か5月に発表されるであろうLapierreの新型Aircode。同モデルの第三世代となるバイクである。
こんな感じで、チームカーに展示されていたもよう。
既存の2020年モデルのLapierre Aircodeはこちら。
どうだろう?違いがわかるかな?
一瞥しただけで判明する特徴は次の4点。
・フレームデザインがこれまでと全く違う。完全な新設計
・ディスクブレーキ採用へ
・ハンドル周辺の統合とワイヤー完全内装
・シートポストのクランプ設計が変更
・シートポストも変更?
Lapierre Aircodeはエアロ性能の向上も追求したシリーズなので、新作でさらなるエアロ性能向上を目指していると思われる。その結果、フレームがこれもう完全に別モンになってるね。パっとみてすぐわかるのが、シートチューブと後輪周辺のデザイン。シートチューブの造形がかなりシンプルになった。今風と言えるか。
ただ、他のバイクメーカー、特にBMCがやり始めたようなシートステーを下へ配置し後ろ三角をコンパクトにするような設計にはなっていない。そういう意味では今風ではない?個性的?
ディスクブレーキの採用はもう今さらすぎて特にどうこう言う価値はない。でも、ディスクブレーキを導入するために、おそらくフロントフォークの剛性を設計しなおし、それに伴いフレームのデザインや剛性をも刷新したと思われる。そういう点でも、完全に別モンのフレームになったのではないだろうか。
見た目として嬉しいのが、ハンドルとワイヤーの(完全ではないものの)内装化が進んだことやね。ハンドルとステムそのものはShimano Proシリーズの製品で、ハンドルの裏側?地面側にワイヤーが隠されている。なので、完全な内装というわけではないけどだいぶすっきりするね。
今後少しずつ詳細が明らかになっていくやろね。ラピエール(Lapierre)ファンはお楽しみに。